定年退職後の夫ほど、家族にとって面倒くさい人はいない──。残念ながら、そう思っている妻は多いという。千葉県の惣菜店パートの女性(64才)は、夫のこんなトホホエピソードを披露する。
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まったくパソコンに触らない夫(70才)の天敵は出会い系サイト。そもそもは娘がネットで知り合った人と、交際を始めたことが気に入らないんだけどね。
「そんな男と会ったりしたら、いいか、殺されても文句言えないんだからな」と、娘にいきなり殴りかかったりして、どっちが危ないんだか。
相手が高学歴で、夫の職場の親会社の社員とわかってからも、「そんなのダマされているに決まっている」と決めつけて、話にならないの。
すったもんだの末、やっと先日、夫が折れて婚約にこぎつけたんだけど、それでも相手がいないと、「出会い系野郎が」って敵意丸出し。もう、わが夫ながら、みっともないったらありゃしない。
(千葉・64才・総菜店パート)
――さらに、都内で書道教室を開く62才の女性は、プライドが高い夫の馬鹿っぷりを明かす。
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“小人閑居して不善をなす”というけど、退職した夫(65才)がまさにこれ。夫が町会の世話役をかって出て2年。この間、近所の奥さんが「オタクのご主人、大会社でご出世したから、われわれ、下々の者とは違うって言われているのよ」とイヤミたっぷり。
よくよく聞いて、顔から火が出たわよ。町会で定期的に公園の掃除をしているんだけど、夫は男性相手だと命令口調だけど、女性には、「お尻が魅力的ですね」とかセクハラまがいのことを言うんだって。
夫を問い詰めると、「そんなの冗談に決まっている。真に受けるほうがどうかしている」とプリプリ。しまいには「誰だ、お前につまらない密告をしたのはっ」と犯人探しよ。もしわが家に座敷牢があったら、即刻、夫を閉じ込めるわね。
(東京・62才・書道教室)
※女性セブン2016年6月23日号