女子アナは華やかな芸能人のように見えても実際は紛れもない会社員。様々な「社内事情」があり、それが活躍機会の多寡に影響を及ぼす。
“女子アナ帝国”のフジテレビでいま「最もよく見る」のが山崎夕貴アナ(28)。『めざましテレビ』『ノンストップ!』『ワイドナショー』など、めざましい活躍ぶりの山崎アナは、岡山出身の田舎キャラと「庶民感覚」がウケた。フジテレビの営業部門関係者がいう。
「彼女は移動に極力タクシーを使わないし、家の近い男性スタッフと一緒に同乗して帰ることもあった。良い意味でフジらしくない」
『めざましテレビ』のメインキャスターに就任した永島優美アナ(24)には「強い味方」がいる。
「夕方の『みんなのニュース』でスポーツキャスターを務めるお父さんの永島昭浩氏(元サッカー日本代表)が周囲に『最近、娘が引っ越してさ~。よろしくね』なんてフォローして回っている。局としてお世話になっているので、むげにはできません」(同前)
担当番組が低視聴率ですっかり目立たなくなったが、意外にも「身内好感度」を上げているのが安藤優子キャスター(57)だ。制作会社スタッフがいう。
「最近、『グッディ!』の会議に頻繁に参加してずっと年下のスタッフに『こうしたほうがいいかな?』とアドバイスを求めています。実績ある方の威張らない素振りに現場スタッフは好印象を抱いています」
※週刊ポスト2016年6月17日号