政治資金の不正使用疑惑に揺れる舛添要一・東京都知事。お金の使い方に対しては、「ケチ」「セコイ」と厳しい声があがっている。しかし、ケチなのは都知事だけではない。巷には笑えないようなセコイ男もいるのだ。
10年以上の友人だった彼と結婚して1年が経った内田早紀さん(仮名、41才)は、複雑な新婚生活を送っていた。
「つきあいが長かったんですが、彼がこんなにもきっちりしている性格だとは思いませんでした。スーパーや薬局、レンタルビデオ店に家電量販店、飲食店、クリーニング店などありとあらゆる店のポイントカードを持っている。私はズボラなので、せっせとポイントをためている彼を“ちっちゃいおっさんだな”ってバカにしてて。だって私がコンビニで自分の飲み物を買うときにも、さっと提携先のカードを出してくるくらいなんですから(苦笑)。
先日、お気に入りのパンプスのソールの修理を出したとき、その店のポイントカードを出してきました。ちょうど満杯のがあったようで、“ほら、これでタダだぜ”って。そのときの誇らしげな顔ったら…。ありがたいといえばありがたいのかもしれないけど、このやり場のない気持ちはなんなんでしょうかね(苦笑)」
田波和子さん(仮名、53才)夫、洋二さん(仮名、55才)の口癖は、「いくらした?」「高い」「値切れない?」。
「しかもその額が小さいのよ。回転寿司に行くと“一皿110円限定だからな”と必ず言う。そのくせ、羽振りのいい私の弟が一緒だと、当たり前のような顔をして一皿500円に手を出すの。それで支払いの直前に、ささ~っとトイレに消える。そのタイミングのよさといったら、弟夫婦が苦笑しているわよ。そしてわが夫ながら最低だわって思うのは、弟夫婦と別れた後、私に“いくらした?”と聞くこと。そして決まって言うのが“ふ~ん、安かったな”って」
※女性セブン2016年6月23日号