この半年、「不倫」というキーワードに食傷気味だという声が多く聞かれるが、なぜかドラマ『不機嫌な果実』(テレビ朝日系、金曜23時15分~)の勢いが止まらない。
不倫をテーマにした林真理子氏の同名小説が原作。20年前にもドラマ化され話題となったが、2016年版も深夜ドラマながら6月3日放送の第6話で視聴率8.6%を記録。最終回前に異例の盛り上がりを見せている。
栗山千明(31才)演じる麻也子は、潔癖性でマザコン夫の航一(稲垣吾郎・42才)との結婚生活に不満を持ち、元カレで敏腕広告マンの野村(成宮寛貴・33才)と不倫してしまう。
一方の航一も、麻也子の友人(高梨臨・27才)と密かに関係を持っていた。夫婦関係を修復しようとする麻也子だったが、市原隼人(29才)演じるクラシック音楽評論家の通彦から情熱的なアプローチを受け、禁断の愛に溺れていく。
そして…、6月2日、ドラマはクランクアップ。いったい麻也子は元サヤか元カレか新恋人か、誰を選ぶのか気になるところだが、栗山はスッキリした表情で「初共演の市原さんとの濃厚なシーンも、微笑ましいシーンを重ねて距離を縮めた後だったので、安心して挑めました!」と明かした。
一方の市原は撮影中戸惑うことばかりだったという。
「“今回の役は演じるのが恥ずかしくて…”と話してました。宣伝用のポスター撮影の時から緊張しっぱなしだったそうで、新しい台本が届くたびに、ドキドキしてたみたいです。というのも、これまで市原さんは男っぽいヤンキー役とか高校生役が多くて、恋愛要素があってもどちらかというと『甘酸っぱい系』。濃厚で複雑な大人の恋愛を演じたことはほとんどない。だから役作りに苦労したみたいですよ」(ドラマ関係者)
そんなことは微塵も感じさせない熱演をみせた市原だが、カメラが止まると、
「“やっぱり不倫はダメ! ドラマはドラマ、実際はダメですよね”って熱弁をふるってました」(前出・ドラマ関係者)
市原は2014年9月にモデルの向山志穂(30才)と結婚し、同年11月に第1子となる長女が誕生した。
「プライベートの市原さんは超子煩悩で奥さん思い。休みの日には奥さんに代わって食事を作ったり、お子さんを連れて遊びに出て、向山さんに『ママ休日』を作ってあげることもあるそうです。今回の撮影中には、ロケ先でたまたま見つけたオーガニックのパウンドケーキやクッキーなどを、向山さんへのお土産に買っていたそうです」(芸能関係者)
※女性セブン2016年6月23日号