年々驚くほど進化する100円ショップ。中には1000円近くする市販品と変わらない機能のものや、100均には見えないおしゃれなものも。
数年前の100均とは違って、今は機能もデザインもかなり進化していると感じているという料理家の上島亜紀さん。
「探すと108円どころか、1000円近い商品とほぼ同じ価値の商品もあります。そういったお得な掘出し物を見つけるのが楽しいですね。それに、水切りヨーグルト用の容器など、他では売っていない、“コレ欲しい!”と思える主婦目線のアイディアグッズが充実しているのもうれしいんです」
乙女心をくすぐるデザインもポイントだという。
「ラッピング用の千代紙や一筆箋などは、以前に比べ、おしゃれでセンスのあるものが増えていますね。見た目の安っぽさもないので、プレゼントにも使えます」
楽しい時、悲しい時、人生の折々で100均をうろつく癖があるのが、『女性セブン』の名物記者・オバ記者。旅行&美容が趣味で、コスパの良いものを探すのが大好きなオバ記者は語る。
「2年間で2度引っ越ししたけど、その都度、100均に通ったわ。だって生活回りの物がぜ~んぶ揃うんだもの。旅に出るとその威力をよりはっきりと思い知らされるの。物価が安いはずの東南アジアでさえ、顔剃りカミソリが380円! これは絶対に日本の100均で買って行くべき! 国内旅行もそうよ」
鉄道旅好きのオバ記者は、車窓から外をながめ、買い忘れた100均ビーズ枕に思いをはせたことも…。“あれがあれば気持ちよくウトウトで きたのに”と。そして今度は携帯枕はもちろん、シャツを畳んで入れる圧縮袋、足を開放させるビーチサンダルなど、忘れず旅行バッグに大量投入する予定。
「友達にも見せびらかし、“いいな”と言われたら、はい、プレゼント。100均の商品は、もらってもあげても心の負担がないのもいいよね」
「100均の商品でも白を基調にし、黒、茶、木製のものなど色を統一して選ぶと失敗なく、カフェ風インテリアに仕上がります」と語るのは、人気インテリアブロガーの瀧本真奈美さん。時間もコストもかけずにおしゃれなインテリアを実現するのがモットーだという。
「最近はアンティークテイストの商品も増えているので、それらに生活感のあるタオルなどを収納するのもいいですね」
また、家事アドバイザーの矢野きくのさんは、最近の100均はあらゆる生活雑貨が揃っている、と語る。面倒な掃除も、100均の便利グッズがあればさっと手早く終わる。
「梅雨の季節のカビ汚れや、ほこりがたまりやすい網戸やサッシには、100均の掃除グッズが大活躍。ブラシやスポンジもいろんな種類があるので、使い分ければより汚れが落ちやすくなります。汚れたら捨てますが、安くても意外と丈夫で繰り返し使える物が多いんですよ」(矢野さん)
※女性セブン2016年6月23日号