サッカー日本代表の長友佑都(イタリア、インテル・ミラノ)が恋人・平愛梨を「アモーレ(イタリア語で愛する人)」と呼び、結婚前提の交際であることを公表して以来、日本では“アモーレ現象”が起こっている。
とはいえ、天然キャラで知られる平が、世界を舞台に活躍するトップアスリートである長友の妻となるならば、さまざまな“仕事”が待ち受けている。スポーツジャーナリストの生島淳氏はこう話す。
「やはりスポーツ選手は体が資本ですから、栄養バランスを考えながら、旦那好みの料理を作れることは大事だと思います」
サッカー誌記者が平の意外な一面を明かす。
「すでに平さんはイタリア語の勉強を始めています。休みにはイタリアに飛び、日本の食材を持っていき手料理をふるまうなど、アスリート妻に相応しい女性になろうと努力している」
◆外食メニューをチェックして栄養を補う
タレントからアスリートの妻への転身を夢見る平が、目指すべき「アモーレ妻」は誰なのだろうか。おバカタレントとして活躍した後、ヤンキースの田中将大と結婚した里田まいとは類似点が多い。
「スパッと表舞台から身を引いた里田さんは献身的にマー君に尽くしています。料理に関してもアスリートフードマイスターの資格を取得し、アメリカでも彼の好きな和食を食卓に並べるなど工夫している」(スポーツ紙メジャー担当記者)
今年も田中は名門ヤンキースのエースとして大車輪の働きを見せている。
田中と同期で、今年からメジャーリーガーとなったドジャースの前田健太もすでに5勝を挙げている。元東海テレビアナの妻・成嶋早穂の存在が大きい。
「実はマエケンは野菜嫌いの偏食。食に関する3つの資格を持っている成嶋さんは彼の苦手な野菜なども工夫してメニューに取り入れています。また彼が外食した際には、何を食べたかを聞いて、足りない栄養素を補ってあげるそうです」(スポーツ紙広島担当記者)
フジテレビアナウンサーから元メジャーリーガーの石井一久氏の妻となった木佐彩子氏はこう振り返る。
「主人は外食が多く、家では栄養のバランスを取れるように知恵を絞りました。メジャー時代、新鮮な食材を出す店を探したり、薄切り肉がないので特注で作ってもらったりと工夫した」
メンタル面のサポートも妻の仕事である。プロゴルファーの横田真一と結婚したタレントの穴井夕子は、その好例だ。2006年、横田は手首の不調などからシード権を失った。
「当時、横田はショックで引きこもってしまった。穴井さんは夫を褒めて盛り立てるだけではなく、ときには石川遼のサインを嬉しそうに眺める夫に『同じプロとして恥ずかしくないのか』と詰め寄るなど、叱咤激励し2010年のキヤノンオープン復活優勝へと導いた」(ゴルフ誌記者)
※週刊ポスト2016年6月24日号