6月15日、都議会の川井重勇議長に21日付の辞職願を提出した舛添要一東京都知事(67才)。政治資金を巡る一連の公私混同疑惑では、舛添氏が説明を重ねるたびに都民の怒りはヒートアップしていくばかりだった。
「会見で“なんとしても仕事がしたい”なんて言ってましたけど、だったら始めから真面目にやればよかった。お金を使うだけ使っておいて何を今さらという感じ。どんな言葉を並べられても信用できません」(50代女性)
「せめてリオ五輪が終わるまでは無給で働くって審議で言ってたけど、そうまでしてリオに行きたいのかね。まずは6月にもらったっていうボーナスを返金すべきでしょう。使い込んだ金も全部返してから辞めろ」(60代男性)
都民からも議会からも見放された舛添氏。気になるのは“次の都知事”だ。
「次の都知事を選ぶ選挙は参院選後の7月末か8月になるでしょう。後任選びに難航していて、ニュースキャスターの安藤優子さんや、谷亮子さん、丸川珠代さん、蓮舫さんといった名前もあがっていますが、どれも現実的ではありません」(都議会関係者)
そんななか、意外な“ビッグネーム”が急浮上した。『週刊ポスト』(6月13日発売号)で「嵐・櫻井翔(34才)のパパ」説が報じられたのだ。
“櫻井クンのパパ”こと、桜井俊氏(62才)は1977年に東京大学法学部卒業後、旧郵政省に入省。総務審議官などを経て、昨年総務省のトップである事務次官に就任した人物。その事務次官もすでに後任が決まり、桜井氏の出馬は可能な状況ではある。同氏は出馬する意思がないとのことだが、それでも同氏に期待する声があるのは事実だ。
「自民党は、元国会議員など政治色が強い候補者は出したくない。かといってこれまで名前が出ているような有名人も既視感が強い。官僚出身の桜井さんなら申し分ないというわけです。官邸サイドはすでに内々に打診したようです。
郵政省と自治省が合併してできた総務省において、桜井さんの出身である郵政省は主流ではありません。それでも、その実直な仕事ぶりが評価され事務次官まで登り詰めた実力者で、官邸サイドからの覚えもいい。本人は“櫻井クンのパパ”と報じられることを歓迎していませんが、知名度は抜群でいうことなしです。野党側も候補者選びには苦戦していますし、桜井さんの出馬が決まれば当選はほぼ確実でしょう」(桜井氏を知る政治ジャーナリスト)
嵐ファンの票を見込めば、勝負は極めて優勢だ。
※女性セブン2016年6月30日号