驚異的なペースでホームランを量産する早稲田実業のスラッガー・清宮幸太郎選手(2年)。高校通算100本も夢ではない勢いだ。いま、彼の活躍を間近に見たいファンたちが早実の練習試合に殺到している。
早実は各校から招待試合に引っ張りだこ。秋田・能代市では、八戸学院光星(青森)などと3日間4試合でのべ1万3500人、5月29日の長野・松本市での松商学園戦では1500人を集めた。
6月12日、“ホーム”である東京・八王子市の王貞治記念グラウンドで行なわれた九州学院(熊本)、桐光学園(神奈川)との練習試合には推定300人ほどのファンが訪れたという。
練習試合の情報は非公開のため、ファンたちは早実OBや保護者から現地で情報を入手しているという。
「基本、早実の練習試合は毎週・水曜と土日に組まれる。現地で保護者に声をかけて日程を聞き出したり、空振り覚悟で朝から王貞治グラウンドを訪れたり、みな必死です」(早実ファン)
本誌が取材したところ、今後の練習試合は22日の慶応戦(神奈川県大和市・大和スタジアム)と、26日の健大高崎戦(王貞治記念グラウンド)の2試合のみ。その後は7月2日から始まる夏の甲子園・西東京大会予選に臨む。早実はノーシードのため、早い段階で登場する。決勝は7月27日の予定だ。
※週刊ポスト2016年7月1日号