最近、続いている謝罪会見。騒動を起こして謝るのはもちろんですが、中身が伴わなければ意味がありませんよね?「謝るばっかりが謝罪上手な人ではないと思います。自分の心の言葉を発しているのか、琴線に触れる言葉が必要です」と語る、テレビ評論家としても活躍するライターの吉田潮さんに、最近の謝罪会見を評価してもらいました。
◆ベッキー(32才) 50点
『ゲスの極み乙女。』のボーカル・川谷絵音(27才)との不倫騒動で芸能活動を休止していたベッキー。テレビ収録の前に報道陣の取材に応じ、不倫について「事実です。申し訳ない気持ちでいっぱいです」と涙ながらに謝罪。
「ウソはないけど自分の言葉でもない感じで、ロボットみたいだった。“本当に不倫ってバカでマヌケで死んでもいいですね。でも、あの時は好きになっちゃったんです”と自虐を混ぜつつ、本音をきちんと話せばよかったですね」(吉田さん)。
◆舛添要一東京都知事(67才) 30点
政治資金を私的に流用した疑惑で、第三者に依頼した調査結果を公表した舛添都知事は「深く反省し、生まれ変わった気持ちで都政に取り組む」と続投を表明した。結局辞任を表明するに至った。
「あくまでも政治資金を潤滑に使ってますよ、という勢いですよね。ペラペラしゃべるので語彙が豊富に聞こえるんですが、“精査します”などボキャブラリーが少ない。言い訳がましく、うさんくさい。謝罪が下手というより、そもそも謝罪になっていない。謝罪の意味知らないんじゃない? って感じですね」(吉田さん)。