東京・渋谷にあるNHKにフリル付きのブラウスに、ヒラヒラのロングスカートという全身真っ黒の「ゴスロリ」ファッションに身を包んだ妙齢の女性の姿があった。目撃したNHK職員がこう話す。
「黒ずくめの魔女みたいな雰囲気でした。誰だろうと思って、顔を見たら女優の大地真央さん(60)で本当に驚きました」
大地といえば、現在、放送スタート以来、視聴率20%超えを続ける朝ドラ『とと姉ちゃん』に出演中で、高畑充希(24)が演じるヒロイン・常子を陰ながら支える祖母・青柳滝子役を好演している。
本誌が行なった『とと姉ちゃん』に関するアンケートでは、〈美しすぎるお婆ちゃん! 母役の木村多江のほうが老けて見える〉という声が上がるほど、真っ白な頭髪ながら肌にシワやシミがひとつもない大地の“美魔女”ぶりが大きな話題となっている。その美魔女ぶりは、プライベートでも健在だというのは、朝ドラスタッフだ。
「スタジオ入りするときの大地さんの服装がスゴいんです。まるで舞台の衣装のような襟や袖口にフリルが付いたお姫様のようなワンピースだったり、どこで売ってるんだろうって思ってしまうようなド派手な服を着ていたりと、ひとつのスタイルにこだわることなく、とにかく攻めているんです。
正直、大地さんと同世代の一般人が着こなすのは、まず難しい個性的なスタイルですね。でも、不思議なことに大地さんだと似合うんですよ。さすが元・タカラジェンヌだと感心してしまいます」
今年2月に還暦を迎えた大地だが、“赤いちゃんちゃんこ”とは当分縁がなさそうだ。
※週刊ポスト2016年7月1日号