一見して年老いた父と娘の親子、もしくは孫ほども年の離れた男女はれっきとした夫婦。このカップルの形態は富豪の夫妻としては珍しい話ではない。結婚で富を共有する年離れた妻と、彼女を娶る富豪。今や億万長者と結婚した美人妻から大統領夫人が誕生する可能性も出てきた。
アメリカ大統領候補者選で注目を集めるドナルド・トランプ氏(69)。総資産45億ドルを保有する不動産王である彼の3人目の妻がメラニア氏(46)だ。彼女はスロベニア出身のモデルで2005年に結婚。スロベニアにある人口5000人の小さな町セヴニツァの出身で、地元はそのシンデレラストーリーに沸いている。
メラニア氏も、夫より24歳年下である。ときに彼女たちは「ゴールド・ディガー」(金鉱を探し当てた人)と揶揄されたり、夫の見栄の象徴として「トロフィー・ワイフ」と呼ばれることもある。
結婚当時トランプ氏は58歳でメラニアは24歳下の34歳だった。大統領候補者選挙中、彼女が過去に撮影したヌード写真が別の候補者陣営より暴露された。未来のファーストレディー候補だけに話題となっている。
※SAPIO2016年7月号