イ・ボミ(27)が9試合連続のトップ5入りを果たして賞金ランキング1位(6月16日時点、以下同)をひた走るなど、相変わらず韓国勢が圧倒する女子ゴルフの日本ツアー。
「ルックス抜群のイ・ボミと人気を二分するのが愛くるしい笑顔でギャラリーの視線を集める“スマイル・クイーン”ことキム・ハヌル(27)です。会場での声援もこの2人には一際大きい」(専門誌記者)
その快進撃に待ったをかけそうな日本勢は、渡辺彩香(22)、木戸愛(26)、菊地絵理香(27)など若手の人気美女ゴルファーたち……ではない。ゴルフ担当記者の間で話題なのが、「おババの会」のメンバーの活躍だというのだ。
「『おババの会』は、ツアー最年長シード保持者の表純子(42)が発起人となって2012年6月に立ち上げた“35歳未満お断わり”の女子ツアープロの親睦会です。“会長”は48歳の斉藤裕子。今季は韓国勢に迫るメンバーが複数いて存在感が大きい」(スポーツ紙記者)
会の発起人である表は5月のリゾートトラストレディスでイ・ボミ2打差で抑えて優勝。4月のフジサンケイレディスでも、韓国勢が最終日に強風でスコアを崩す中、大山志保(39)が安定したプレーで10年ぶりの優勝を果たしている。「おババの会」メンバーの一人が語る。
「会はもともと、茂木さん(宏美、39)や藤野さん(オリエ、42)たちが、“私たちの年代の存在をもっとアピールしよう”と話して結成に動いたもので、不動さん(裕理、39)、福嶋さん(晃子、42)、大山さんたちもすぐにメンバーに入りました。
子育てや家事が忙しい年代なので、3~4人で顔を合わせては“練習時間をどう確保するか”など知恵を出し合います。“時間があるはずの若手が練習しない”などの愚痴も出ますが、勝って手本を示そうという気持ちで結果を出している。
イ・ボミやキム・ハヌルは強い上に可愛くてスタイルがいい。ウェアも昔はなかった可愛いのを着ていて羨ましい。だからこそ、見ているとファイトが出る。彼女たちと同じ組の時は、いつもより燃えますね」
“韓国勢vsおババ”の軍配はどちらに。
※週刊ポスト2016年7月1日号