ベッキー、ファンキー加藤、三遊亭円楽など芸能人の謝罪・釈明会見が相次いだ。彼らはただ頭を下げているわけではない。事務所やスポンサーの思惑を一身に背負い、そのため入念な準備を怠らない。復帰会見でのベッキーは「外見対策も徹底していた」とメイクアップアーティストの長田正子氏は話す。
「暗い印象だった1回目の会見と違って、肌にツヤの出る『オイルベースファンデーション』などを使って、少しずつ明るさを取り戻している雰囲気を演出した」
オイルベースファンデーションは米大統領候補のヒラリー・クリントン氏も愛用していて「女性層の支持が薄かったヒラリー氏が、柔らかく親しみやすい印象で女性票を獲得するために上院議員時代から使い始めたといわれているもの」(コスメ誌関係者)である。
「1月の会見では『PIPPICHIC』というブランドのバックリボンパンプス(踵に花をあしらったハイヒール)を履いていたが、それがウェディングサロンとコラボした時のものではないかと話題になり、『不倫の謝罪会見なのにウェディングシューズ?』と炎上した」(女性誌記者)
そのため、今回は紺色の無地の靴で足元を固めた。こうした気配りと改善をしていたのである。
※週刊ポスト2016年7月1日号