「今回の騒動とかけまして今、東京湾を出て行った船と解く」「航海(後悔)の真っ最中です」──40代美女との「アモーレ不倫」をフライデーされた落語家・三遊亭円楽(66)が、こんななぞかけで締めた“謝罪会見”は、「さすが師匠!」と、各メディアでもてはやされた。
例えば、『ミヤネ屋』(日本テレビ系)では、司会の宮根誠司が「謝罪から一転して人情噺を聞いているよう」と絶賛している。
『笑点』(日テレ系)リニューアル直後の不倫騒動だっただけに、大きなトラブルに発展するかと思いきや、持ち前のトーク力で上手く乗り切ってしまった。
だが、この異常なまでの称賛が、後に円楽の首を絞めることになったというのは日テレ関係者だ。
「会見当日は、ほとんどクレームはなかったんです。でも、ワイドショーなどで褒められているうちに、徐々に『不倫してるのに称えられるってどういうことなの』、『やっぱりふざけすぎじゃないか』などと、苦情の電話がかかるようになり、数日後には『笑点』のスポンサー企業にもクレームが入ったという。
大喜利でも円楽師匠の不倫ネタをメンバーでガンガンいじっていくという話し合いが行なわれていたんですけど、クレームが増えたことで、局内でも『さすがにマズいのでは』という声が出た。局の上層部では対策チームが組まれたなんて噂もあるほどです」(日テレ関係者)
しかし、もちろん現場はそんなのお構いなし。
「不倫騒動後の収録では、当然のように円楽師匠は不倫ネタでいじり倒されていました(笑い)。
ただこれがオンエアされるかどうかは上層部の判断待ちということです。オンエアされれば、さらなるクレームの殺到が予想され、お蔵入りとなれば、各メディアが隠蔽したと騒ぎ出すでしょうね」(番組関係者)
日テレに問い合わせると「番組の制作過程や視聴者の皆様からのご意見に関する個別の質問にはお答えしておりません」とのことだった。
※週刊ポスト2016年7月8日号