今年9月22日、東京・江東区のコンサート会場で大パニックが起こる可能性がある。会場の名は、「ディファ有明」。収容人数は1273名だ。そこでのりピーこと酒井法子(45)がデビュー30周年を記念して、16年ぶりのコンサートをやるという。
「すでに上海でも話題になっています。コンサート会場はもっと大きなところでなければ絶対に足りません」
と語るのは、中国人ジャーナリストの周来友氏だ。のりピーといえば、中国版ツイッター「ウェイボー」のフォロワー数が約10万人もいるほど中国で絶大な人気を誇っている。
「薬物での逮捕があってから、日本ではあまりいいイメージがないようですが、中国では違います。『彼女は悪い男に捕まってこういうことになってしまった』と信じているファンが大多数で、いまでも『清楚なジャパニーズビューティー代表』といえば彼女なんです」(周氏)
しかも周氏によれば、のりピーのファンは中国だけにとどまらず、「シンガポールやその他の東南アジアの国など、幅広い地域からファンが押し寄せる」可能性があるという。
そうなると、約1200人しか収容できないコンサート会場では狭すぎるのではないか。のりピーの所属事務所はこう話す。
「いま、東京のコンサート会場は建て替えているところが多く、手狭ですがやむを得ずここに決まりました。ウェイボーに投稿してコンサートの告知をしようと考えています」
ただでさえ会場が狭いのに、10万人に向けて告知をしてもパニックになるだけのような気がするが……。所属事務所によれば、
「今後、中国や台湾でもコンサートの予定を組んでいる」
というので、今回わざわざ日本に来なくても、近いうちに現地にいながら“生のりピー”を見られるチャンスはあるということだ。しかし、熱烈なファンはじっと待っていられない。
「酒井さんが中国で活躍したのは1990年代からで、その当時10~20代だったファンがいまでは30~40代。経済的に余裕があり、すでに日本旅行を経験している人が多い。16年ぶりという記念のコンサート見たさに日本に押しかけるのではないか」(周氏)
公式ファンサイトでの先行予約開始は7月1日から。チケットの爆買いは起きるのか。
※週刊ポスト2016年7月8日号