この春から人気番組『ブラタモリ』の3代目パートナーで、ほのぼのとしたキャラクターが人気を集めるNHKの近江友里恵アナ(27)が“放送事故”を起こした。6月20日、朝のニュース番組『おはよう日本』に出演時のこと。ニュースを読む前から、すでに事故は起きていた。
なんと彼女は、ギンガムチェック柄のブラウスを「前後逆」で着たまま出演してしまったのだ。
とはいえ、極端に見た目がおかしいわけではない。気付いたのは、ひとりの視聴者だった。このブラウスの写真をネット上で見つけたところ、本来背中にくるはずの大きなリボンが、彼女の胸元にあったことから、「前後逆ではないか」とツイッターで指摘。瞬く間にインターネット上で話題となった。NHKに聞くと、バツが悪そうに事実を認めた。
「近江アナが着ていたブラウスは、前と後ろが逆でした。本人がうっかり間違えて着てしまいました。これからは気をつけて着用するようにします」(広報局)
もっとも、ネット上はこの「うっかり」を喜ぶ声であふれている。というのも近江アナの天然ぶりは有名で、今回の事故も「近江ちゃんらしい」と大歓迎なのだ。その天然ぶりが発揮されるのが、『ブラタモリ』だ。
6月11日放送の「伊勢編」では、鯛の刺身を食べて食レポートに挑戦。食が趣味と公言する近江アナだけに期待が集まったが、タモリから「鯛の味がちゃんとするでしょ?」と聞かれた反応は、一言、「鯛の味がしました!」。さらなる感想を待つ様子のタモリに、「……ごめんなさい。シンプルな食レポートで……」とへらへらしながらギブアップ。これにはタモリも「ダメだね」と爆笑だった。
彼女の雰囲気がマッチしたのか、近江アナが出演してからの『ブラタモリ』は絶好調で、6月4日放送では過去最高となる視聴率18.6%を記録している。
ちなみに近江アナは福岡放送局からこの春に東京アナウンス部に異動したばかりだが、福岡時代のブログも密かな人気を集めている。七夕の日の投稿に〈いま一番欲しいものは、服でもアクセサリーでもなく、ほどよい筋肉です〉として、「筋肉質になれますように」と書かれた短冊を持った写真をアップするなど、らしさが全開だからだ。
ポスト有働アナの有力候補が現われた。
※週刊ポスト2016年7月8日号