国内

舛添前都知事の海外出張 石原元都知事時代の慣例引き継いだ

石原元都知事時代の慣例か

 舛添要一氏が東京都知事を辞職した。問題とされた政治資金や都知事として行なった大名行列のような海外出張について、経営コンサルタントの大前研一氏が、議員や首長のカネについて解説する。

 * * *
 米紙『ニューヨーク・タイムズ』にまで「sekoi」(セコい)と報じられた舛添要一・前東京都知事の辞職から1週間が経過し、新たな首都の顔を選ぶ都知事選挙の告示まで2週間余りとなった。私も舛添前都知事は「ケチの極み」だと呆れたが、彼を非難・糾弾していた与野党の都議会議員をはじめ、他の地方自治体の首長、国会議員、地方議員の多くは内心、忸怩(じくじ)たる思いがあったのではないかと思う。

「違法ではないが一部不適切」な税金の使用や利権を持つ議員は少なくないと思われるからだ。

 まず、国会議員には給料にあたる歳費と期末手当、文書通信交通滞在費(文通費)など年に合計4000万円以上が支給されている。このうち、月々100万円の文通費は、「公の書類を発送し及び公の性質を有する通信をなす等のため」に支給されるが、使途の公開が義務付けられていないため、「第二の給与」とも言われる(おおさか維新の会など一部議員は自主的に公開している)。

 さらに公設秘書も公費で3人(政策担当秘書、第一公設秘書、第二公設秘書)雇うことができる(ちなみに、配偶者の起用は禁じられているが、子弟や兄弟姉妹など配偶者以外の親族は制限がない)。その給与は合計2500万~3000万円で、それ以外に住居手当や通勤手当、期末手当なども支給される。

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン