国内

オバ記者 ボーナス退職金総取りの舛添氏に怒りで眠れない!

ボーナスも退職金も総取りに唖然…

 富士登山に空中ブランコ。手術糸で顔面を引き上げるリフトアップ、各種ダイエットまで、体を張り続ける女性セブンの名物記者“オバ記者”こと野原広子が、世間の腹立つことに怒りをぶつける! 今回は、舛添要一氏をぶった斬ります。

 * * *
「肩身が狭い」とはよく言ったもので、東京都知事として最後の都議会に臨んだマスゾエ氏がまさにこれ。

 都議の質問に答えるたびに、立ち上がって歩き出すんだけど、両肩がクイッと内に入って、本当に肩身が狭くなっているの。おまけに、膝とお尻も落ちている。これが一世を風靡した国際政治学者のなれの果て?

 何を隠そう。私は3年前の都知事選挙で、「ますぞえ要一」と書いている。私の清き一票を彼に捧げただけでなく、友達から「誰に入れる?」と聞かれたら「ますぞえでいいんじゃない」と勧めていた。

 そんなわけで、私はしかと彼の最期を見届けなければならぬと、都議会を2日にわたって傍聴したのだが(6月7、8日)、議場の彼の哀れな姿に、腹が立つとは思わなかった。

 何に腹が立つか。ひと言でいうと、彼の幼稚さね。ああ言えば、こう言う。「おのれの頭脳で、相手を言いくるめるくらい朝飯前さ」とは言ったかどうかは知らないけど、カーッと見開いた目と、尖った口に書いてある。ずいぶんフケているが、勝気な子供の顔だ。

 その幼稚さを最も発揮したのが、「厳正な第三者に精査」とさんざん繰り返した後、2人の弁護士を連れてきて、「違法性はない」を繰り返させた時。それから「給料を全額返納」と言い切った場面だ。

「法的には問題がない」と、やり手の弁護士がお墨付きをつけたら、都民は「そうか~。政治資金の使い方はどう使ってもいい決まりなのね」と納得するとでも思った? 江戸ッ子じゃなくても、「おととい来やがれ!」だって。

 それから、どんな仕事でも、ミスをした人間が、「給金はいりません」と言ったらオシマイ。雇う側が、大きなミスのペナルティーとして「給料カット」はアリだけど、ミスした側が「金、いらねえ」はナシでしょ。それが仕事というものじゃないの?

 と、さんざん私の血圧を上げたあげく、やっと辞任したと思ったら、えっ? 騒ぎを起こしたけじめをつける。7月以降は月給やボーナスを全額返上するための条例案を都議会に正式に提出したと言っときながら、辞職を決めたとたん、撤回。なかったことにするかよ。

 夏のボーナス380万円も、退職金の2200万円も、6月の給料も総取りだって。泥棒に追い銭? ああ、悔しい。2200万円といったら、中古マンションが買えまっせ。

 この怒り、どうしてくれようと思ったら、目が冴えて眠れやしない。

 さてさて。都知事候補の顔ぶれもぼちぼち見えてきた。知事という地位に舞い上がらず、4年の任期をちゃあーんと勤め上げられるのは誰か。トップリーダーにふさわしい、せこくない人は誰か。考えさせられるだけでも、ああ、腹が立つわ!

※女性セブン2016年7月14日号

関連記事

トピックス

休養を発表した中居正広
【独自】「ありえないよ…」中居正広氏の実兄が激白した“性暴力認定”への思い「母親が電話しても連絡が返ってこない」
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
〈山口組分裂抗争終結〉「体調が悪かろうが這ってでも来い」直参組長への“異例の招集状” 司忍組長を悩ます「七代目体制」
NEWSポストセブン
筑波大学の入学式に出席された悠仁さま(時事通信フォト)
「うなぎパイ渡せた!」悠仁さまに筑波大の学生らが“地元銘菓を渡すブーム”…実際に手渡された食品はどうなる
NEWSポストセブン
新年度も順調に仕事を増やし続けている森香澄
《各方面から引っ張りだこ》森香澄、“あざとかわいい”だけじゃない「実はすごいアナウンス力」、「SNSの使い方はピカイチ」
NEWSポストセブン
4月7日、天皇皇后両陛下は硫黄島へと出発された(撮影/JMPA)
雅子さま、大阪・沖縄・広島・長崎・モンゴルへのご公務で多忙な日々が続く 重大な懸念事項は、硫黄島訪問の強行日程の影響
女性セブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された(左/時事通信フォト)
広末涼子の父親「話すことはありません…」 ふるさと・高知の地元住民からも落胆の声「朝ドラ『あんぱん』に水を差された」
NEWSポストセブン
SNSで出回る“セルフレジに硬貨を大量投入”動画(写真/イメージマート)
《コンビニ・イオン・スシローなどで撮影》セルフレジに“硬貨を大量投入”動画がSNSで出回る 悪ふざけなら「偽計業務妨害罪に該当する可能性がある」と弁護士が指摘 
NEWSポストセブン
筑波大学の入学式に出席された悠仁さま(撮影/JMPA)
悠仁さま、入学式で隣にいた新入生は筑附の同級生 少なくとも2人のクラスメートが筑波大学に進学、信頼できるご学友とともに充実した大学生活へ
女性セブン
都内にある広末涼子容疑者の自宅に、静岡県警の家宅捜査が入った
《ガサ入れでミカン箱大の押収品》広末涼子の同乗マネが重傷で捜索令状は「危険運転致傷」容疑…「懲役12年以下」の重い罰則も 広末は事故前に“多くの処方薬を服用”と発信
NEWSポストセブン
人気のお花見スポット・代々木公園で花見客を困らせる出来事が…(左/時事通信フォト)
《代々木公園花見“トイレ男女比問題”》「男性だけずるい」「40分近くも待たされました…」と女性客から怒りの声 運営事務所は「男性は立小便をされてしまう等の課題」
NEWSポストセブン
元SMAPの中居正広氏(52)に続いて、「とんねるず」石橋貴明(63)もテレビから消えてしまうのか──
《石橋貴明に“下半身露出”報道》中居正広トラブルに顔を隠して「いやあ…ダメダメ…」フジ第三者委が「重大な類似事案」と位置付けた理由
NEWSポストセブン
異例のツーショット写真が話題の大谷翔平(写真/Getty Images)
大谷翔平、“異例のツーショット写真”が話題 投稿したのは山火事で自宅が全焼したサッカー界注目の14才少女、女性アスリートとして真美子夫人と重なる姿
女性セブン