連続ドラマ『ふれなばおちん』(NHK BSプレミアム)で、恋する主婦役に挑むのは、女優の長谷川京子(37才)。夫と子供を何よりも大切なものとして守ってきた主婦がある日突然、夫ではない男性に恋心を抱いてしまったら…。
「不倫? どうしたらいいんでしょうね。もちろん倫理的にはいけないことだけど、恋をする気持ちは誰にも止められないものですものね…」(長谷川、以下「」内同)
彼女が演じる上条夏は会社員の夫と、中学生の娘、小学生の息子と社宅で暮らす主婦なのだが、ひとまわり以上年下の男性に恋心を抱いてしまう。
「恋心…純愛と不倫の境界線ってどこにあるのか、夏を演じながらずっと自分に問いかけていました。恋心と不倫は違うから、恋ならしてもいいのか? 結婚して子供を持った女性が恋愛してもいいのか? 今でも答えは出ません。というか、きっと答えなんてないんだと思う」
恋についてひとつひとつ言葉を選びながら語る彼女自身も、役柄と同じく2児の母。仕事を離れれば、なかよしのママ友たちと自宅で餃子パーティーを開いたり、子供の野菜嫌いについて相談したりするお母さん。雑誌『LEE』の連載エッセイでは、そんな彼女の日常が垣間見える。
「ママ友って、年齢とか職業とか関係なく、純粋に子供を通してのおつきあい。私は10代から芸能界でお仕事をさせていただいているので、ママ友とのおつきあいはすごく新鮮で楽しい! 私が出演するドラマの感想を言ってくれることもあるんですよ」
かつて日本中に“ハセキョー・ブーム”を巻き起こした彼女もアラフォーと呼ばれる年齢。今も変わらない美貌の奥に見え隠れする大人のあやうさが、ますます彼女を魅力的にしている。
※女性セブン2016年7月14日号