国際情報

中国の抗日テーマパーク 日本兵役は下剤飲まされ漏らす

中国の抗日テーマパークのひとつ(撮影/西谷格)

 戦後71年目の夏を前にして、再び中国と韓国の「抗日」、「反日」が目立ってきた。中には同胞からも、「やり過ぎだ」と指摘されるケースもある。

 中国では、国策で作られた抗日テーマパークがある。北京の南西の山西省武郷県には、日中戦争で活躍した共産党軍・八路軍を題材にしたテーマパークが集結している。その1つ『遊撃戦体験園』では、サバイバルゲームが楽しめる。

「客が八路軍兵と日本兵に分かれて戦うが、特にルールもなく、20分めちゃくちゃに撃ち合うだけ。それなのに“八路軍の勝利!”と宣言された。理由を聞いたら“声が大きかったから”だそうです」(訪問したジャーナリストの西谷格氏)

 実は今、中国では共産党にまつわる史跡めぐりが人気を集めている。抗日テーマパークもそのスポットの1つだ。西谷氏がいう。

「同園の野外演劇『太行遊撃隊』という舞台では、村の結婚式に遭遇した日本軍将校が新婦をレイプしようとします。ところが、下剤を飲まされ、漏らしながら八路軍に退治されました。出演者の若い男性俳優に、“劇に出ていたら日本を嫌いになるでしょ?”と聞いたら、“そんなことない”と淡々と答えた。若者は冷静なのかもしれません」

 ステレオタイプの抗日は、中国の国家のイメージ戦略の1つなのだろう。もはや笑うしかない。

※週刊ポスト2016年7月15日号

関連記事

トピックス

希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
NASAが発表したアルテミス計画の宇宙服のデザイン(写真=AP/AFLO)
《日本人が月に降り立つ日は間近》月面探査最前線、JAXA「SLIM」とNASA「アルテミス計画」で日本の存在感が増大 インドとの共同計画や一般企業の取り組みも
週刊ポスト
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト