7月10日に投開票を控えた今回の参議院選挙。日本全国で街頭演説が行われ、多くの国民が有名政治家を実際に目にしたはず。そして、政治家たちを見た人々からよく聞かれる感想のひとつが「思っていたよりも大きかった」というものだ。
もちろん背が大きい人から、小さい人まで、いろいろな政治家がいるわけだが、どうやら国民は、政治家に対してあまり“背が大きい”というイメージを抱いていないもよう。だからこそ実際に政治家を見て、「意外と大きい!」と思ったというわけだ。
では、実際に政治家たちはどれくらいの身長なのだろうか。まず、安倍晋三首相は公式サイトのプロフィールによると身長175cm。60代の日本人男性の平均身長が165.9cm(厚生労働省健康局「平成25年国民健康・栄養調査報告」より)であるため、たしかに大きいといえる。また、民進党の岡田克也党首は175.9cm(岡田氏のブログより)で、こちらもやはり大きめ。また、日本共産党の志位和夫委員長は180cm(過去の発言より)でさらに大きい。どうやら、最近の党首クラスの政治家を見てみると、比較的背が大きいことが多いようだ。
ちなみに、海外の政治家だとアメリカのバラク・オバマ大統領は185cm、イギリスのデーヴィッド・キャメロン首相は185cm、さらにアメリカ大統領選共和党候補が決定的となっているドナルド・トランプ氏も190cm近くあるとのこと。また、中国の習近平国家主席も180cmほどあり、やはり長身の政治家が目立っている。ただ、もちろん大きな政治家ばかりではなく、170cm程度のロシアのプーチン大統領のように、小さくても政治力を存分に発揮するケースもある。
ここでちょっと気になるのが、日本の政治のなかで歴史上もっとも身長が大きい政治家が誰か、という点だ。この問いを考えるにおいて、真っ先に思い出されるのがスポーツ平和党だろう。この政党からは、プロレス界からアントニオ猪木氏、野球界から江本孟紀氏という2人の元スポーツ選手の参議院議員を輩出。2人の身長は猪木氏が190cm、江本氏が188cmといずれも長身だった。
また、現役の議員のなかでは、民進党の衆議院議員・細野豪志氏が184cm、同じく民進党の衆議院議員・寺田学氏が187cm。一方、自民党では不倫問題で辞職した元衆議院議員の宮崎謙介氏が188cmと長身だ。
そして、今回の参院選では、元ビーチバレー五輪代表の朝日健太郎氏が自民党から東京選挙区に出馬している。世界レベルのバレー選手だけあって、その身長は199cm。正確なデータがあるわけではないが、もしも当選すればおそらく日本の政界で史上最高身長の国会議員となりそうだ。もちろん、身長の高さと政治家としての手腕が比例するわけではないだろうが、最近の傾向として比較的背が高いリーダーが多いということで、朝日氏の今後は注目に値するといえるかもしれない。
(※身長データはNEWSポストセブン編集部調べ)