元俳優の高知東生容疑者(51才)が覚醒剤取締法と大麻取締法違反(所持)により逮捕された。そこで注目されたのは、妻・高島礼子(51才)だった。高知容疑者が逮捕された当時、ラブホテルで女性と一緒だったということもあり、高島のリアクションが注視されたのだ。
高島は、高知の逮捕の6日後に会見を開き、集まった報道陣に向かって何度も頭を下げた。そして、離婚について問われると「それも選択肢のひとつ」と可能性を完全には否定しなかったものの「妻としての責任があると思っています。彼が深く反省して、これからどうやってマイナスからちゃんと更生して、人生をやり直していくのか、見極めたい」と、側で支えたい気持ちを明かした。それが妻としての務め、責任なのだろうか。
このように、夫の不祥事に対する妻の責任問題について、意見は二分している。夫婦問題研究家の岡野あつこさんはこう語る。
「更生を願うことは大事なことだけれど、ここで勇気ある決断をしないと、高島さんは周りに見放されてしまう。それに、離婚は高島さんのためだけではなく、高知さんのためでもあります。
例えば、夫の抱えた借金を妻が肩代わりして返済すると、夫は甘えてまた借金を繰り返すのはよくある。薬物でも借金でも、それに浮気でも、こういった場合、妻が夫を手放すことで初めて、夫は独り立ちできる。高島さん夫婦についても同じことが言えます」
別れを選んだケースは過去にもある。矢田亜希子は夫だった押尾学が2009年に薬物事件を起こした後に離婚している。やはり薬で逮捕された清原和博の元妻・亜希は逮捕前に離婚していた。
どちらもイメージが大事な世界で働いている女性であり、子供への影響も考えて、決断を下したに違いない。高島夫婦に子供はいないが、同様の道を選んでも不思議ではない。一方で、高島は高知を支えるべきだという声もある。代表は和田アキ子だ。
ラジオ番組で「離婚っていうのはちょっと違うんじゃないかな。妻の責任として彼(高知容疑者)が反省して、どうやって更生して、人生をやり直していくか見極めるべきだと私は思う」と持論を展開した。
確かに、その後の人生もともに歩む判断を下した妻もいる。ミュージシャン・ASKAの妻は裁判所に提出した文書の中で、夫の更生を支援していくと誓った。中村玉緒は、夫・勝新太郎さんの薬物沙汰での逮捕によって発生した損害賠償などによる借金の返済のために身を粉にして働き、勝さんが亡くなるまで添い遂げた。