SNSでの友達申請を受け入れ続けたら、数百人、数千人と繋がっていた。誰なのかよくわからない人もいる。自分のタイムラインが読みづらくなってきたので、SNSの友達を整理整頓したい。そう思ったとき、どんな方法がとられているのか。
若い女性を中心にたびたび行なわれているのが「ブロック大会」だ。SNS上の友達を整理整頓したいユーザーが「ブロック大会を始めます」と宣言し、それに対して返信やスタンプ送信などで反応した人はブロックせずに残すというやりかたが一般的だ。おもにLINEで行われているそれは、「2~3年前から続いている現象」だとITジャーナリストの高橋暁子さんはいう。
「ブロックするという行為そのものがカジュアル化し、気軽に行われています。ブロック大会の開始と終了を知らせるためのテンプレート画像が広まっているほどです。若い世代の場合、一回会っただけだったりTwitterで意気投合した会ったことがない人とも気軽に登録して友達になるので、友達を把握しきれなくなりやすいという事情もあります。
夏休みや年度替わりなどの節目がきっかけになりやすいですが、毎月のように『ブロック大会』を宣言している人もいます。ブロックされる前にブロックする側になりたい、自分への反応を確かめたい、などの気持ちも働いているのでしょう。mixiやFacebookでも、ときどき似たような投稿を見かけます。若い世代に限らず、大人でも同じことをしている人はいますね」
SNSでのブロックは、相手もブロックされたことがわかるため、職場の上司など気をつかう相手にはやりづらい。そういったとき利用されているのがFacebookの「制限リスト」だ。