近ごろフリマアプリが人気だ。例えば『メルカリ』は10代から60代まで幅広い世代が利用しており、国内で3000万ダウンロードされている。
初心者でも精力的に出品していけば月20万円稼げる可能性もある、と語るのはネットオークション歴12年、ヤフオクやメルカリを利用して月5万円稼ぐカリスマ主婦で、『オールアバウト』ネットオークションガイドの川崎さちえさん。どのような商品が売れるのかを知っておくことも大事だ。
「売れ行きがいいのは洋服やバッグ、アクセサリーですが、大きなものは写真を撮るのが難しいので、まずは小物類から始めましょう。とくにアクセサリーは封筒で送れるので、気軽に始められておすすめです。着られなくなったコートや履かない靴はもちろん、普段なら捨ててしまうようなものに買い手がつくことも。出品するのはタダなので、捨てる前にとりあえず出品してみるのもアリです」(川崎さん・以下「」内同)
子供の工作用のトイレットペーパーの芯、小学校のクラスで集めているペットボトルのキャップや使用済みの切手も売れることがある。
「例えば20~30代の働く人向け商品なら、スマホをよく使っている通勤時間やランチタイムを。主婦向けなら家事がひと段落した午前11時ぐらいを狙うのがポイントです」
1日50万品以上も出品される。誰にも見られない可能性がある深夜に出品するのはできれば避けたい。スマホのストロボ機能は使わず、自然光で撮ろう。
「商品の写真がきれいに撮れていることは売れるための条件のひとつ。ストロボの光が商品に当たってしまうと商品の色がわかりづらくなってしまいます。とはいえ外の光では強すぎることもあるので、私はいつも窓際から1mぐらい離れた場所で撮影しています。
撮影する時間帯は午前中がおすすめ。夕方は光がオレンジかかった色になるので、写真では商品自体の色が変わって見えます」
写真は中古ならば汚れや傷も撮って、マイナスポイントもあえて載せておくこと。
「紹介文にも傷や汚れがある場合は必ず書くこと。写真で見せつつ、“襟元にコーヒーのシミがあり”などと正直に書くことで、信頼度がアップし入札されやすくなります。
発送が遅れるとクレームの原因になるので、あらかじめ“仕事のため、週末の発送になります”などマイルールを決めて、記しておきましょう」
※女性セブン2016年7月28日号