7月のテレビ界で大きな話題となったのが、『NEWS23』(TBS系)への雨宮塔子(45)の抜擢だ。17年ぶりの現場復帰は、順調な再スタートを切った。
1999年に同局を退社後、移り住んだパリで日本人パティシエと結婚し、1男1女に恵まれたが2015年に離婚。パリに住む元夫に子供を託しての復帰だったため、“子供を捨てた”、“子育て放棄”といったバッシングが噴出した。
しかし復帰初日となった7月25日の放送では「最終的に背中を押してくれたのは子供たち。そういう思いがあるので、心は決めています」と真っ向から反論し、キャスターとしての気概を見せた。雨宮効果なのか、この日の視聴率は5.3%と前週平均4.3%からアップした。
「画面映えするオーラは前評判以上で上層部の評価は高い。コメントやアドリブも気が利き、隣に座る仏頂面の星浩キャスターの表情まで明るくなったと言われています」(TBS関係者)
結果として雨宮に『NEWS23』から追い出されたかたちとなってしまったのが膳場貴子(41)だ。
「2015年11月から膳場さんが産休に入ったのをきっかけにTBSは番組の一新を計画し、功労者の膳場さんには“若い局アナを育てたい”と説明していた。だが、後任に指名した小林悠(30)は体調不良で就任前に退社となり、急遽、雨宮さんに白羽の矢が立った。これでは膳場アナのメンツが丸潰れになるため、フォローのために7月の参院選報道特番のメインキャスターに膳場さんを抜擢した」(同前)
選挙取材で全国を飛び回った膳場は産後とは思えないほど精力的だった。
「驚かされたのは膳場さんのスタイル。出産後なのに女子アナ界トップクラスといわれた美脚もウエストの細さも産休前と変わらぬままでした。某候補の選挙事務所でも居合わせた男性たちの目を釘付けにしていました」(民放記者)
※週刊ポスト2016年8月12日号