高畑淳子の長男で俳優の高畑裕太(22才)の急成長ぶりが目立っている。今クールの夏ドラマでは、2作に出演し、対照的な役柄を見事に演じわけている。バラエティーでもユニークなキャラで活躍中の“二世俳優”の演技力について、テレビ解説者の木村隆志さんが解説する。
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朝ドラ『まれ』(NHK)から一年、高畑裕太さんが急成長ぶりを見せています。
現在、高畑裕太さんは、『仰げば尊し』(TBS系)で、極悪なチンピラ・陣内剛史、『侠飯~おとこめし~』(テレビ東京系)で、オタク大学生・米倉信也と、2つの作品に出演しています。
『仰げば尊し』では、青島裕人(村上虹郎)をイスで殴りギターを弾けなくさせたほか、教師の樋熊迎一(寺尾聰)にまで暴力をふるうなど、あまりの暴れぶりに「あれって、高畑裕太なの?」と気づかなかった視聴者が続出しました。
一方、『侠飯~おとこめし~』では、メガネ+チェックシャツ+リュックの外見に加えて、動きや話し方もオタクになり切るコミカルな演技で、ここでも「あれって、高畑裕太なの?」という声があがっています。
『まれ』では、幼なじみを追いかけ続ける漁師の役で、「ただ元気でうるさいだけ」「高畑裕太にしか見えない」などの厳しい声が目立ちましたが、わずか一年で自分のキャラクターを消し、真逆の役を演じていることに驚かされました。また、制作サイドが高畑さんの演技力に期待して起用したのも、実際に強烈なスパイスとなっているのも、まぎれもない事実です。