タレントの人気と格付けが最もストレートに反映されるのが「CMのギャラ」。いま最も注目度が高い一人が有村架純(23)だ。JRAほか、11社のCMに出演する「新CM女王」のギャラは4000万~5000万円。
「かぐや姫を演じるauのCM『三太郎』シリーズでは松田翔太演じる桃太郎を『オイ!』と一喝する“鬼嫁”を好演していますが、歯に衣着せぬ物言いは現場でも同じ。目上の人にもズバッと思ったことをいうサバサバした性格が、クライアントの偉いおじさまにハマるんです」(広告代理店関係者)
有村は2013年の朝ドラ『あまちゃん』で準主役級の役を演じ、2017年のNHK朝ドラ『ひよっこ』のヒロインにも決定しているだけに、今後はさらに飛躍しそうだ。
朝ドラ『あさが来た』の主演・波瑠(25)はミスタードーナツなど6社のCMに出演中。契約料も3500万~4000万円と前回から倍増。
「波瑠ら3人の女優が『盗んだバイクで走り出す~』と歌ったGUのCMでは、『歌詞の内容が子供に誤解を与え犯罪を助長する』とバッシングを受けた。しかし、それは人気者の彼女が出演して注目された証拠」(CM制作スタッフ)
現在、高視聴率を続ける朝ドラ『とと姉ちゃん』のヒロイン・高畑充希(24)も評価が高く、3500万~4000万円となっている。
「ミュージカル経験者だけに歌って踊れるので、出演できるCMのバリエーションが豊富。その上、セリフの飲み込みも早くてスタッフのウケがいい」(別のCM制作スタッフ)
高畑はチョーヤ梅酒のCMなど4社に出演。「朝ドラで大活躍した波瑠と高畑へのCM起用の問い合わせはダントツ」(同前)というから、お茶の間で目にする機会はさらに増えそうだ。そのほか、杏(30)は6000万~7000万円、吉高由里子(28)は5000万~6000万円、土屋太鳳(21)は2500万~3000万円など、朝ドラ歴代ヒロインは軒並み高ランクにつけている。
※週刊ポスト2016年8月19・26日号