連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(NHK総合月~土、8時~8時15分ほか)で、末っ子の小橋美子役をつとめる杉咲花(18才)にドラマの裏側について聞いた。
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『とと姉ちゃん』に三女・美子として出演することが決まった時には、本当に嬉しかったです。家族や事務所のかたもとても喜んでくれて、“朝ドラ”の現場に参加することへの周りからの期待は大きいものなのだな…と、私のほうが少し驚くほど実感しました。
私は(子役時代からのバトンタッチで)9週目からの登場だったのですが、撮影前の記者会見で初めてキャストのみなさまにお会いした時から、撮影がすごく楽しみだったんです。
一緒に『とと姉ちゃん』という作品にかかわらせていただく喜びを、改めて感じていました。物語は戦後を迎えて、出版社編になりました。ちょっと大きな問題も起こったりしますが、美子にとっても大事な回もあるので、ぜひ毎日見てください!
撮影のなかでも、特に戦後の闇市のシーンが、とても印象に残っています。
スタジオの隅から隅まで作り込まれた大きなセットに、すごく興奮しました。戦争のシーンを撮りきった後の撮影だったので、戦争を乗り越えることができたんだ…と実感しながら、生きていることを噛み締めて毎日、撮影をしていました。
あとは戦時中に、おばあちゃま(大地真央)からもらった、おままごと道具を食べ物と変えてもらうシーンも思い出深いですね。私にとっては初めてのロケだったので、とても新鮮だったということもありますし、美子の成長が見られる印象的なシーンだと思います。
母の日に、小橋家のメンバーでお肉を食べに行ったんです。その時にサプライズで、とと姉(高畑充希)、鞠姉(相楽樹)、私の3姉妹からかか役の木村多江さんへ、お花と手紙をプレゼントしました。かかはとっても喜んでくださって、本当の家族のような時間を過ごせたので、今でも大切な思い出になっています。
【PROFILE】
すぎさき・はな。1997年10月2日生まれ。東京都出身。味の素『Cook Do』のCMなどに出演。今秋公開の映画『湯を沸かすほどの熱い愛』にも出演する。
※女性セブン2016年8月25日号