連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(NHK総合月~土、8時~8時15分ほか)で、主人公・小橋常子の女学校時代からの親友・中田綾役を演じる阿部純子(23才)。撮影のなかでは、数々の印象深い出来事があるという。
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綾という女性が年月を経て、どんなふうに人生が変わっていくのかを演じるのは、やりがいを感じます。
“朝ドラ”の醍醐味ですね。幼い頃から“とと”の代わりだった常子とは違い、女学校時代には何も背負うものがなかった綾。しかし、多くの女性がそうであったように、綾も戦争や時代の変化の荒波に揉まれていきます。
戦争未亡人となって2才の子供を育てる母親となった綾が、常子と再会したことで、精神的に支えられたと思います。戦争を経て常子と綾という親友の関係性も、より一層、太く、深くなりました。
出版社で社長となる常子に励まされながら、綾も少しずつ自分の足で人生を切り開いていきます。そんな2人の姿を温かい目で見守っていただければ嬉しいです!
女学校の卒業式のあと、小橋家での宴会シーンは、『とと姉ちゃん』ファミリー総勢での撮影で、本当に大盛り上がりだったんです。
女学校時代の綾は、常子と2人だけのシーンが多く、他の共演者とご一緒する機会も少なかったので嬉しかったですね。青柳商店、森田屋のみなさん、星野さん(坂口健太郎)とやっとお会いできた!と気分が高まりました。
一発芸を披露した場面では、隈井さん(片岡鶴太郎)の踊る“かっぽれ”や、宗吉さん(ピエール瀧)の腹踊りもあったので、今、思い出すだけでも、「ふふふ」と楽しい気持ちになります。
高畑さんを筆頭に、小橋家のみなさんはグルメで特に「お肉料理」へのこだわりがすごいんです。撮影が休みの日に食事で集まる時には、必ずといっていいほどメーンはお肉。
先日、現場の待合室で「肉特集」と大きくタイトルのついた雑誌まで発見! 「ここのお店、おいしそうですね」と話したところ、すでに小橋家のみなさんで行ったと聞いた時には、さすがに驚きました(笑い)。
【PROFILE】
あべ・じゅんこ。1993年5月7日生まれ。大阪府出身。小学生の頃よりモデルとしてデビュー。ドラマ『好きな人がいること』(毎週月21時~21時54分/フジテレビ系)にも出演中。
※女性セブン2016年8月25日号