23万部超のベストセラーとなった『京都ぎらい』は、京都人の「いけず」さを表し多くの人の共感を呼んだ。しかし、「京都ぎらい」よりも潜在数は多い(!?)との説も存在するのが「名古屋ぎらい」。「何かイラッとする」と不人気な「第3の都市」について調べてみた。食べ物編をお届けしよう。
●豚汁も「赤味噌」しか認めない
味噌汁と言えば赤だし。定食屋もチェーンもインスタントも赤だし。それ以外認めない。
●「台湾ラーメン」なのに名古屋名物
豚挽肉、ニラ、唐辛子の辛さが特徴の「台湾ラーメン」。「味仙」という店が発祥。台湾にはないという謎の食べ物だが、名古屋に行くと高確率で地元民に連れて行かれる。
●冷やし中華には「マヨネーズ」をかける
名古屋人はほぼマヨネーズをかける。小学校の給食でも小さなマヨチューブが添えられる。セブンーイレブンがマヨを付けずに冷やし中華を発売した時は大ブーイング。今は付いている。
●天むすもトンテキも鶏ちゃんも、モーニングの習慣まで“パクリ”
「名古屋めし」として喧伝される天むすとトンテキは三重県、鶏ちゃんは岐阜のパクり。ボリューム満点のモーニングの文化も実は一宮や豊橋あたりが発祥。
●日本初のファストフードは「名古屋のケンタッキーだ」と自慢してくる
しかし、わずか半年で撤退。
◆監修/川合登志和(『名古屋あるある』共著者)
※週刊ポスト2016年8月19・26日号