東京、大阪に続く「第3の都市」である名古屋には、様々な名古屋特有のルールが存在する。『名古屋あるある』の共著者で名古屋出身の川合登志和氏が「名古屋だけの常識」を紹介する。
【じゃんけんのチョキを「ピー」と呼ぶ】
ピースサインの「ピー」が由来と思われる。名古屋だけのローカルルール。
【「開店祝い」、「お葬式」の花を持ち帰る】
新規開店時に飾られる「祝い花」やお葬式の花を、お客さんが持ち帰ってしまう。
【“市内”と言えば「名古屋」のこと、それ以外は「近郊」】
中日新聞の名古屋市内用は「市内版」、尾張北部版だと「近郊版」と呼ぶ。
【「アメ横」と言えば、上野ではなく大須】
名古屋でアメ横といえば、大須の電気街にある「アメ横ビル」のこと。過去に上野のアメ横と揉めたこともある。
【日本一・日本初という言葉が大好き】
日本初の民放「CBC」、日本一の100メートル道路、日本初のリニアモーターカー、名古屋駅にある日本一大きいマネキン人形「ナナちゃん」など、東京、大阪を越えるものは市民の誇り。
【名古屋駅は「メーエキ」、名古屋大学は「メーダイ」、名古屋テレビは「メ~テレ」】
名古屋城を「メージョー」、名古屋鉄道も「メーテツ」と呼ぶが、ナゴヤドームはなぜか「ナゴド」。
イラスト■福島モンタ
※週刊ポスト2016年8月19・26日号