女同士、穏やかな関係を続けるには、どっちもうっすらと不幸なことが肝要。自分の不幸に酔い、他人の不幸に聞き惚れ、「お互い、がんばろう」と励まし合い。でもそこに、“不幸風味の自慢”が交じるとどうなるか。女3人の不幸自慢エピソードを紹介しよう。
『うちの姉が16才で初めてつきあった先輩はヤンキーの頭。18才の時はヤンキーより気合の入った組織の男と同棲。次は40過ぎた不動産店の愛人になり、26才でバツ2で子供3人。本人は「男運が悪い」と言っているけど、頭が悪いとしか思えない』(飲食店・33才)
続いては52才主婦のお話。
『ひとりっ子で母親もすでに他界。子供の頃から不幸続きの友達のM子(52才)から、重い肝臓病を患っていた父(82才)が亡くなったって早朝の電話。泣きやまないM子が気の毒でね。パートを休んで5日間。葬儀から部屋の遺品整理までつきあったわよ。父親の使っていたバッグを整理していたときのこと。
M子が突然、「あっ!」って。「何でもない」と打ち消したけど、チラッと札束が見えたような…。それっきり私と会おうとしないのよね。こっちは倒れる寸前まで手助けしたっていうのにお礼ひとつない。不幸になる人は、それなりの理由があるんだって』
最後は43才主婦の話だ。
『新車で息子のお迎えに行って、駐車場でバックしていたら突然ガタンッ。アクセルとブレーキを踏み間違えて、ピカピカの新車を壁にぶつけてベッコリ。その翌々日、ガラケーをスマホに替えたら、道ばたで転んで液晶画面は粉々。破損保険を断った自分を呪ったわよ。雑誌の占いによると、あと数週間は悪運が続くとか。次は何よ!』
※女性セブン2016年8月18日・25日号