日本一「好かれているジジイ」、そして「嫌われているジジイ」は一体誰なのか──そんな興味から、本誌は「20代」から「60代以上」の5つの年代で男女各200人ずつ、合計2000人に、「65歳以上」の著名人で「好きな人」と「嫌いな人」の名前と、その理由を聞いた。
調査の結果、栄えある「好きなジジイ」の1位に輝いたのはビートたけし(69)。男女ともに最高得票で、世代を問わず幅広い支持を集めた。芸人、映画監督、俳優、アーティストなどマルチな才能はもちろん、その人情味あふれる人柄が多くの人に受け入れられている。
「偉ぶらないし、誰にも媚びない。裏表がなく、1本スジが通っている」(男性・41歳・サービス業)
「照れながら“バカヤロー”って言う、あの感じが最高にカワイイです」(女性・21歳・大学生)
2位はたけしとともに「お笑いBIG3」の1人として芸能界に君臨するタモリ(70)。20代、30代女性で1位と、若い女性からの人気が高い。
「立場のある人で博識なのに、上から目線じゃない。『ブラタモリ』でも『Mステ』でも、若い女子アナに対する態度が優しい。私も一緒に街を歩いてみたい」(女性・35歳・事務)
若者に対しても決して高圧的に接することがない「ふわふわした空気感」が人気の理由のようだ。
3、4位には長嶋茂雄(80)、王貞治(76)の「ONコンビ」が堂々のランクイン。栄光の巨人軍を支えた説明不要のレジェンドは、彼らの活躍を見続けた中高年から絶大な支持を受ける。
「子供の頃から憧れの存在。脳塞で倒れた後も、キャンプに積極的に足を運んで若い選手に指導する。いくつになっても野球が好きなんだなと、その姿に感動する」(男性・53歳・自営業)
「王さんの魅力は、いつまでも紳士的なところ。身だしなみもきちんとしていて、言葉遣いも丁寧で。ウチの旦那もああだったらいいのに」(女性・61歳・主婦)