豪華キャストと三谷幸喜の軽快なストーリー展開で好評のNHK大河ドラマ『真田丸』。そのなかで、美女たる数々の逸話を持つ細川ガラシャを演じているのが、タレントの橋本マナミ(31)だ。「愛人にしたい女No.1」「国民の愛人」などの異名を持つ橋本が、夫を一途に支える、イメージと真逆ともいえる役柄について語った。インタビューでは、共演している長澤まさみとの思わずビックリの秘話も飛び出した。
――大河ドラマの出演は、今回で2作目ですね。
橋本:19才の時に『武蔵 MUSASHI』に出演しました。もう一度大河ドラマに出たくて、日本舞踊を始めたり、一人で着物を着られるようにしていたんです。だからガラシャ役をいただけると聞いたときは、夢のようでした。前回は台詞がない役だったので、いつか台詞がある役で戻ってきたいと思っていました。
――13年ぶりの大河ドラマの現場は、当時とは違いますか?
橋本:あの頃は場に馴染めなくてオドオドしていたんですけど、バラエティーで度胸が鍛えられたので、今回は緊張はなかったです。お芝居の現場は今でも少ないのですが、楽しくやらせていただいています。
――現場には、主役を張るような人たちが勢ぞろいしていますね。
橋本:私の場合は、長澤まさみさんとのシーンばかりなので、他の方との撮影が少ないんです。リハーサルを見させていただいて、皆さんがどう作品を作り上げているのかなって、遠くから見て、勉強させていただいています。
――ガラシャのイメージは?
橋本:絶世の美女ですよね。私は詳しくは知らなかったのですが、父が歴史が大好きで、私がガラシャ役だと知って飛び上がるくらい驚いていました。そこから私も、ガラシャの本を読んだりして、調べました。
昔は一夫多妻制、側室を作るのが当たり前だと思っていたんですけど、ガラシャの夫の忠興は側室を作らなかった。すごく仲のいい夫婦だったそうです。この時代の夫婦の在り方として、感動しました。
――役作りで工夫したところは?
橋本:芯が強いところは出したいなと思ったので、目線の置き方ですとか、しっかりきりを見つめたりしました。凛とした感じを出したかったので、佇まいはどっしりした感じでいようと思いました。あとは、『江』のミムラさんのガラシャは全部見て、参考にさせていただきました。
――橋本さんはガラシャのように、死を捧げるほどの男性に巡り会いたいと思いますか?
橋本:思います。そういう方と出会えたら、死んでもいいですよ。でも、なかなか出会えないかな(笑い)。
――ガラシャは芯が強い女性ですが、共通する部分はある?