芸能

高須院長 ブラジルでナイジェリア選手に小切手渡すまで語る

ナイジェリア支援が世界的に絶賛(高須院長ツイッターより)

 高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。リオ五輪サッカーのナイジェリアチームへ合計39万ドルを支援した高須院長。ブラジルで選手たちに支援金を手渡すまでの顛末をうかがいました。

 * * *
──リオデジャネイロ五輪も終わりましたが、高須院長といえばやっぱりサッカーのナイジェリア代表チームへの支援ですよね。

高須:いやあ、本当にいい経験になったし、楽しかったよ。銅メダルをとった時は本当に嬉しかったね。

──そもそもナイジェリアチームを支援しようと思ったのは、ナイジェリアが初戦で日本に勝ったことがきっかけなんですよね。

高須:そう。だってさあ、ナイジェリアチームは、金銭的な支援が少ないからって、キャンプ地から試合会場までの飛行機に乗れなかったんでしょ。それで、試合開始の前日にどうにか着いて、準備期間も少ないのに日本に勝つっていうのは、すごいよ。本当に感動したね。

──ただ、その後も金銭ボーナスがない上に給料も支払われていないということで、選手が試合をボイコットするという話がメディアで流れましたね。

高須:だから、支援をするよってツイッターで宣言したんだよ。そしたら、ナイジェリアのクラブチームのオーナーをしている人が、ナイジェリアのサッカー協会とつなげてくれたんだよ。協会に聞いたら20万ドルあれば、飛行機代と給料が払えるということだったので支援を名乗りでたんだよ。その20万ドルと、メダルを取ったら金なら一人3万ドル、銀なら2万ドル、銅なら1万ドルのボーナスも出すってね。

 まずは支援金を振り込むっていう話になったら、試合のボイコットも取り下げられた。いやあ、よかった、よかった。せっかく素晴らしい不屈の精神があるチームなのに、お金の問題で戦わなくなっちゃうのは絶対におかしい。お金なら僕が出すから、素晴らしい試合を見せてほしかった。

──とはいえ、そもそもナイジェリアのサッカー協会がチームに対しての出費を渋っていたんですよね。それに、お金の動きを心配する声もあった。つまり、チームにお金がいかず、協会の誰かが途中で着服してしまった可能性もあったわけですよね。

高須:そこが問題だった。一応信用できる協会の人か、監督か選手の口座に直接振り込むっていうことを考えたんだけど、ちょっと難しいかもしれないってなって、いろんな方法を模索していた。そしたら、今度は、日本人のサッカーライターの人が連絡をくれてね。BBCのアフリカ担当の記者を紹介してくれたんだよ。この記者さんが、BBCで僕の支援話をニュースにしてくれたら、世界中に広まって、もちろんナイジェリアの大使館にも話が届いたんだ。

──そして、大使館経由で支援をするということになるわけですね。

関連記事

トピックス

「複数の刺し傷があった」被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバムと、手柄さんが見つかった自宅マンション
「ダンスをやっていて活発な人気者」「男の子にも好かれていたんじゃないかな」手柄玲奈さん(15)刺殺で同級生が涙の証言【さいたま市・女子高生刺殺】
NEWSポストセブン
大阪・関西万博が開幕し、来場者でにぎわう会場(時事通信フォト)
「日本人は並ぶことに生きがいを感じている…」大阪・関西万博が開幕するも米国の掲示板サイトで辛辣コメント…訪日観光客に聞いた“万博に行かない理由”
NEWSポストセブン
ファンから心配の声が相次ぐジャスティン・ビーバー(dpa/時事通信フォト)
《ハイ状態では…?》ジャスティン・ビーバー(31)が投稿した家を燃やすアニメ動画で騒然、激変ビジュアルや相次ぐ“奇行”に心配する声続出
NEWSポストセブン
NHK朝の連続テレビ小説「あんぱん」で初の朝ドラ出演を果たしたソニン(時事通信フォト)
《朝ドラ初出演のソニン(42)》「毎日涙と鼻血が…」裸エプロンCDジャケットと陵辱される女子高生役を経て再ブレイクを果たした“並々ならぬプロ意識”と“ハチキン根性”
NEWSポストセブン
4月14日夜、さいたま市桜区のマンションで女子高校生の手柄玲奈さん(15)が刺殺された
「血だらけで逃げようとしたのか…」手柄玲奈さん(15)刺殺現場に残っていた“1キロ以上続く血痕”と住民が聞いた「この辺りで聞いたことのない声」【さいたま市・女子高生刺殺】
NEWSポストセブン
山口組も大谷のプレーに関心を寄せているようだ(司組長の写真は時事通信)
〈山口組が大谷翔平を「日本人の誇り」と称賛〉機関紙で見せた司忍組長の「銀色着物姿」 83歳のお祝いに届いた大量の胡蝶蘭
NEWSポストセブン
20年ぶりの万博で”桜”のリンクコーデを披露された天皇皇后両陛下(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA) 
皇后雅子さまが大阪・関西万博の開幕日にご登場 20年ぶりの万博で見せられた晴れやかな笑顔と”桜”のリンクコーデ
NEWSポストセブン
朝ドラ『あんぱん』に出演中の竹野内豊
【朝ドラ『あんぱん』でも好演】時代に合わせてアップデートする竹野内豊、癒しと信頼を感じさせ、好感度も信頼度もバツグン
女性セブン
中居正広氏の兄が複雑な胸の内を明かした
《実兄が夜空の下で独白》騒動後に中居正広氏が送った“2言だけのメール文面”と、性暴力が認定された弟への“揺るぎない信頼”「趣味が合うんだよね、ヤンキーに憧れた世代だから」
NEWSポストセブン
高校時代の広末涼子。歌手デビューした年に紅白出場(1997年撮影)
《事故直前にヒロスエでーす》広末涼子さんに見られた“奇行”にフィフィが感じる「当時の“芸能界”という異常な環境」「世間から要請されたプレッシャー」
NEWSポストセブン
天皇皇后両陛下は秋篠宮ご夫妻とともに会場内を視察された(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA) 
《藤原紀香が出迎え》皇后雅子さま、大阪・関西万博をご視察 “アクティブ”イメージのブルーグレーのパンツススーツ姿 
NEWSポストセブン
2024年末に第一子妊娠を発表した真美子さんと大谷
《大谷翔平の遠征中に…》目撃された真美子さん「ゆったり服」「愛犬とポルシェでお出かけ」近況 有力視される産院の「超豪華サービス」
NEWSポストセブン