芸能

いるだけで視線集める木村拓哉 光GENJIから厳しく叱られた

とにかく目立ってしまう存在が木村拓哉

 成田空港の第2ターミナル到着口に向けて、待ち構えた報道陣のカメラのフラッシュが一斉に光った。妻・工藤静香(46才)と娘2人を連れてハワイでバカンスを過ごしていた木村拓哉(43才)が8月22日夜、SMAP解散に揺れる日本に帰国した。報道陣からの質問に木村は足を止めた。

──ハワイで初めて解散を知ったのか。
「そうですね。はい」

──解散には納得しているか。
「ファンがいちばん納得していないと思いますし。まあ、でも…。納得というより、去年の末から今回の騒動に至るまで、自分自身は全然変わっていない」

 最後に「SMAPを続けたかったか」という質問が飛ぶと、静かな声で「うん」と答えた。たった1分半の問答。時折苦しそうに言葉を詰まらせた。

「ハワイに旅立つ前の8月上旬の時点では、『SMAPは活動休止』で合意していたはずが、4人のメンバーの申し出で急転直下、『解散』が決まりました。ハワイでその事実を知らされた木村は、“解散なんて聞いてない”とあ然としたそうです」(芸能関係者)

 あ然として言葉を詰まらせる木村──それは、テレビで、雑誌で見せる“いつも崩れない”彼の表情とは明らかに違った。

 仕事もインタビューも普段の立ち振る舞いも完璧。事務所の後輩はもちろん、メンバーですら“かっこいい”と憧れる存在として、木村は28年間SMAPの中心に居続けた。「アイドル」と見られることを嫌がり、「キムタク」と呼ばれることに反発し“オレ流”を貫くことを必死に守ってきたのが、私たちが目にしていた彼だ。

 木村家の長男として1972年11月13日、千葉県に生まれた。獣医を夢見ていた美少年の人生は中学時代、叔母がジャニーズ事務所に写真を送ったことで一変する。

 両親は芸能界入りを反対したが木村は、「週1だけでもレッスンに通ってみたい」と言い、事務所に通い続けた。地元の高校に入学した1988年にSMAPの一員となり、当時人気絶頂だった光GENJIのバックダンサーを務めた。

「光GENJIのメンバーからは、木村さんがいちばん厳しい言葉で叱られてました。中居くんのように器用ではないのに、とにかく目立ってしまう。今思えば、光GENJIのメンバーは、いるだけで観客の視線を集めてしまう木村さんの存在が気になって仕方なかったのでしょう」(テレビ局関係者)

 この時期、木村を支えた女性が母親のまさ子さんだ。デビュー当時、木村は千葉県内の高校でいじめにあっていた。

「嫉妬が原因だったようです。でも“芸能人”ということが足かせになり反撃できない。そんな息子の身を案じたお母さんは毎日車で送り迎えし、学校に何度も直談判しました」(当時の木村家を知る人物)

※女性セブン2016年9月8日号

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