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植松晃士氏 第一印象で外見がものをいうのは紛れもない事実

第一印象について語る植松晃士氏

 世の中のオバさんたちに健康かつ美しく生きていくために、ファッションプロデューサーの植松晃士さんがアドバイス。今回は、“外見”と“第一印象”について語ります。

 * * *
 皆さま、ご機嫌よう!

 まだまだ厳しい暑さが続く毎日。ハンカチで額の汗を押さえつつ街を歩いていると、「こう暑いとおしゃれなんて、どうでもいいわ」という呟きが聞こえてきそう。

 前回は帝国ホテルで見かけた素敵なマダムのお話をいたしましたが、実はあの日、ほぼ同時進行で“どうでもいいわ軍団”にも遭遇しておりました。

 ロゴ入りのTシャツに芥子色のズボン。足元はスニーカーとも呼びにくい紐靴。「あら、探検家?」と言いたくなった枯葉色の帽子をかぶり、ポシェットを斜めがけ。そしてドスドスと歩く様は、帝国ホテルの雰囲気にマッチしていたとは、お世辞にも言い難いものでした。

 年齢はせいぜい50代後半くらいでしょうか。張りのある大きな声でお話しするので、すれ違う人は思わず振り返って見ていました。

 一方、私が心の中で「和製ココ・シャネル」とお呼びした素敵なマダムは多分、80才を超えていたと思います。黒のシルキーなブラウスを同色のタイトスカートに合わせ、足元は3cmくらいのローヒール。長めのパールのネックレスをしていらしたのが印象的でした。

 年齢的にはマダムのほうがひと世代上。この現象を見てもよくわかるように、女性のおしゃれ心の崩壊は、年齢ではないんです。

 80才を超えても、「女性として美しくありたい」と思うかたは美しく、たとえ50代でも、「もうどうでもいいわ」という気持ちがファッションに表れてしまった女性は、それなりに老いていくのが、現実でしょう。

 それにしても姿かたちも言動も、どうでもいいように見える女性たちは、何を考えているのでしょう。

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