芸能

シン・ゴジラの石原さとみに「普通はこなせない役」と称賛

石原さとみが演じた役は普通の女優では無理?

 7月29日の公開以降、興行収入33億円の大ヒットを記録している映画『シン・ゴジラ』。人気アニメ『エヴァンゲリオン』の庵野秀明監督による迫力ある演出や、主演の長谷川博己、竹野内豊をはじめとする豪華キャストも魅力だが、「ある意味、ゴジラ以上の破壊力」と絶賛されているのが、女優の石原さとみ(29)である。

 作中では紺色のサテン地のドレスを着用している石原。その胸元には深い切り込みがあり、柔らかそうな胸の谷間がチラチラと顔を覗かせる。身体を翻せばピタッと張ったヒップラインがなんとも艶めかしい。彼女の登場シーンでは身を乗り出すこと必至だ。

 さらにツイッター上では、〈映画館で石原さとみが映っている最中、絶対にシャンプーの匂いがした〉と話題に。最新技術を駆使した「4DX上映」では、シーンにリンクさせたシートの揺れや風、匂いなどで臨場感を演出している。きっと石原の可憐さを香りで演出しているのだろう──と思われたが、上映館のユナイテッドシネマやTOHOシネマズは「映画全編を通して匂いによる演出を行なっていますが、特に石原さんの出演シーンでいい匂いがするということはありません」と完全否定。

 つまり、「石原さとみはきっと良い匂いに違いない」という観客の思い込みが“実際にはない”香りを感じさせてしまったのだ。

 そんな彼女が演じるのは米国大統領特使を務める日系人、カヨコ・アン・パタースン。将来の大統領候補と目されるエリートという役どころで、英語で話すシーンも多い。「こんなアイドルチックな日系人女性が大統領候補なんてあり得ないだろ?」と思わず突っ込んでしまう無茶な設定の上、日本語と英語を交える石原の英語には、〈ルー大柴みたい〉と批判もあった。

 だが、ここでも並の女優と一線を画すのが石原である。すぐに〈逆にカワイイ〉という擁護派の声が上回った。映画評論家の秋本鉄次氏がいう。

「正直、あんな無茶苦茶な設定の役は普通の女優ではこなせませんよ。“ルー語”も不自然さはありましたが、石原さとみの“異次元の可愛さ”で完全にカバーしていました。『シン・ゴジラ』大ヒットの立役者は間違いなく彼女です」

 まだ観ていない人は「ゴジラ級の破壊力」を持つ石原の笑顔を体感してみては。

※週刊ポスト2016年9月9日号

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