国内

今やサバイバルグッズとなったスマホによる防災活用術

災害時はスマホのバッテリー確保も重要

 9月1日は防災の日ということで、防災意識が高まっている。地震への備えとして重要度を高めているのが、スマートフォンとネットサービスの活用だ。スマホは多くの人が肌身離さずに携帯しており、非常時に情報端末として活躍する。

 ネットでは防災や被災者支援に関する情報を効率よく提供するサイトやサービスが登場しており、東日本大震災でこれらのツールが役立ったことは記憶に新しい。

「災害発生後、重要となるのが家族の安否確認です。東日本大震災直後は、電話はほとんどつながりませんでした。メールやTwitter、Facebook、LINEなど、いくつかの連絡手段をもっておき、そのとき最もつながりやすいものを選んで使いましょう」(災害危機管理アドバイザー・和田隆昌さん)

 今までは携帯電話から使用することができなかったが、2016年3月から利用可能になった『災害用伝言ダイヤル』も便利だ。

「171」にダイヤルし、ガイダンスに従って電話番号を入力すると、音声の録音や再生を行うことができる。

 ネットの災害用伝言板『web171』と連携しており、電話回線がつながらない場合にも、ネットから伝言の登録や確認が可能。家族でどの電話番号を使用するか事前に決めておき、あらかじめ使っておくと安心だ。

「避難や帰宅をサポートしてくれる地図や、radiko、TunIN Radioなどのラジオが聴けるアプリをダウンロードしておくと、災害時に便利です。また、自分の所属する自治体がTwitterで公式アカウントを開設している場合は、フォローしておいてください。『A小学校で配給が開始された』などの、よりローカルな情報が手に入ります」(和田さん)

 母子手帳や保険証を携帯電話で撮って、保存しておくのもおすすめ。コピーした紙を持ち歩くよりもグッとハードルが下がる。家族写真もスマホで撮っておくと、いざ家族を探すときに役立つ。

「とはいっても、スマホは充電が切れたら使い物になりません。バッテリーをしっかりと充電したうえで、日ごろから持ち歩くクセをつけておきましょう。容量や重さなど、さまざまな商品が出ていますから、自分にあったものを選んでください」(NPO法人ママプラグ副理事長・冨川万美さん)

※女性セブン2016年9月15日号

トピックス

10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン