余震に対する恐怖や、プライバシーのない避難所生活のストレスから、車で寝泊まりする被災者も少なくない。だが、長時間同じ姿勢で体を動かさずにいることで、エコノミークラス症候群にかかることも多く、熊本地震では死者が出たことも記憶に新しい。
予防するには足首を伸ばすストレッチなど、適度な運動を行うことだ。また、水をこまめに飲むことも血流を促し、対策になる。
「被災した場合、車中泊する可能性があるなら、車用のカーテンなど、目隠しを用意しておくといい。最近では100円ショップなどでも手に入り、吸盤で取り付けるだけと装備も簡単。安心して睡眠や着替えができます。
また、冬の場合は防寒対策が必要になりますが、エンジンを切ってしまうと車内はあっという間に冷え込みます。普段から車に毛布を積んでおくといいでしょう」(災害危機管理アドバイザーの和田隆昌さん)
震災になるとガソリンがいつ手に入るかわからなくなる。日ごろからガソリンを満タンにしておくクセをつけておくと安心だ。
※女性セブン2016年9月15日号