定年後の夫との生活に辟易している女性は少なくない。神奈川県に住む主婦のBさん(66才)は、特に旅行中の夫の生態が許せないのだという。
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働きバチの夫(70才)の年金で生活しているんだから、それは感謝しているのよ。でも年に数回の温泉旅行が、つらくて。
まず夫が選ぶ“豪華ホテル”がすごいの。建物が大きければ「大したもの」と思い込んでいるんだけど、夕飯は何ひとつおいしいものがないバイキングを、プラスチックの食器にのせて食べる。
箸がすすむわけ、ないじゃない。そうすると、「何やってんだ。こんなに豪華なものを食べないのか」って、水っぽい刺身や鶏の唐揚げを強制的に食べさせられる。
そして最後は家でやっている通り、丼にお茶をたっぷり注いで、人前で口の中をくちゅくちゅ、ゴクン。
結婚50年のうち、たっぷり20年は単身赴任をしてくれていたから続いたようなもの。それだけにこの年で、逃げようのない旅行がつらくて…。
※女性セブン2016年9月22日号