来季のライオンズは誰が率いるべきなのか?
プロ野球の優勝争いはまだこれからだが、下位に沈んだチームのファンにとって、気分はもうストーブリーグだ。なかでも最大の関心時は監督人事だろう。横浜DeNAファンの漫画家・やくみつる氏は1年目のラミレス監督について、「若手を忍耐強く使うのはいいんだが、勝負所の8月でそれをやる必要があったのか」と注文をつけたものの「そのあたりは来季の課題。明るいし、まぁ、来年もやってもらっていいのでは」と評価した。
加えて、「週刊ポストが嫌いな名古屋のほうから横浜の人材(谷繁元信、佐伯貴弘・守備コーチ)が溢れてきそうですね。反省して戻ってくるなら、広い心で迎え入れてあげたい」と、中日の内紛劇を皮肉ることを忘れなかった。
優勝から一転、最下位危機に陥ったヤクルトのファンは、2年目の真中満監督に早くも三行半気味。
「うちは生え抜きが多いから、後継候補はたくさんいる。無理に真中に続けてもらうことはない。高津(臣吾)、池山(隆寛)、宮本(慎也)でしょ……」(50代男性)
一方で、ヤクルト一筋19年の宮本については「西武監督説」も浮上している。9月に入って田辺徳雄監督の今季限りの辞任が一斉に報じられ、「後任に宮本浮上」情報も報道された。西武ファンはどうみるか。
「普通に考えれば、潮崎(哲也)ヘッドコーチの昇格しかない。やっぱり生え抜きでしょ」(30代会社員)、「潮崎はコーチ志望の人で監督は向かない。宮本みたいな外様に一回やってもらったほうがいい」(50代自営業)、「OBならソフトバンクで結果を残した秋山(幸二)でいいじゃないか。田辺が地味すぎたから、バク転采配でせめて注目の集まる球団になってくれ」(40代)と優勝から遠ざかって久しいだけに、黄金時代を懐かしめる人事を望むファンが少なくない。
※週刊ポスト2016年9月16・23日号