9月15日に投開票を控えた民進党の党首選で、注目の的となっている蓮舫氏(48才)。そして、彼女が強く意識するのは東京都の小池百合子知事(64才)だ。
「小池さんは都知事選に出馬するとき“崖から飛び降りる覚悟で”と言いましたが、蓮舫さんはそれを意識して“富士山から飛び降りる覚悟で”と出馬表明。また、小池さんが外国人特派員協会の会見で約20分間の英語スピーチをして話題になったので、自分も特派員協会の会見を開きました」(政治ジャーナリスト)
小池氏の成功に続けといわんばかりの蓮舫氏。もし党首になり政権交代を実現させれば総理の椅子が目の前に──。
「蓮舫さんがそれだけの器かどうかが問題。小池さんは来年で議員25周年表彰だったのに、議席も捨てて、まさに“捨て身”で都知事に挑戦した。一方、蓮舫さんにも都知事選出馬の要請があったが、結局は決断できなかった。党首選で負けても議員バッジは外さなくてもいいですからね。パフォーマンスは秀でていますが覚悟と器が違う。だからこそライバルとして名乗りをあげようと勝負に出たのでは」(民進党関係者)
東京五輪担当相に抜擢された丸川珠代氏(45才)も、小池氏に右往左往。2人は同じキャスター出身ということもあり、お互いに応援演説したり、丸川氏の結婚披露宴に小池氏が出席するなど親しい関係だった。しかし、小池氏が都知事に立候補すると、丸川氏は小池氏が負けると踏んだのか、「チームプレーができない人はいらない」「都議連とけんかする人を都知事にしたら時間も税金も無駄になる」と痛烈に批判。
「それで小池さんが当選したものだから丸川さんは顔面蒼白。小池さんは初登庁時に白いスーツに鮮やかなブルーのシャツを着ましたが、丸川さんも大臣就任日にまったく同じカラーの服を着ました。それは丸川さんから小池さんへの恭順の意を示すメッセージ。小池さんは“それぞれのお立場もあるでしょうから”とその後大人な対応をして事なきを得て、東京五輪に向けて協力できることになりました」(前出・政治ジャーナリスト)
打算と嫉妬と駆け引きの女のバトル──無節操でいられるからこそ、政治の世界で生きられるのか。かくも女はたくましい。
※女性セブン2016年9月22日号