リーグ優勝争いが佳境に差し掛かる季節、ファンは毎日の試合結果に一喜一憂するものだが、成績がいまひとつパッとしないチームのファンはストーブリーグを先取りしたような来季の監督についての話題で盛り上がっている。パ・リーグでは、意外にも昨年就任1年目で見事日本一を達成したソフトバンクの工藤公康監督の評判が芳しくない。
「勝てたのはひとえに圧倒的な戦力があったから。孫(正義)さんサマサマですよ。勝ちパターンは乱打戦だし、1点を争う接戦ではまるで無策。だから日ハムにも猛追された。これで優勝を逃すようなことがあれば、フロントが進退伺を迫ることもあり得る」(担当記者)
とのこと。50代ファンは本誌取材に、「城島(健司)、釣りばっかしとらんと帰って来んね」とつぶやいた。
パの他球団のファンからは、実現はちょっと難しそうな“理想論”も。
「伊東(勤)監督は堅実すぎてつまらない。井口(資仁)がプレーイングマネージャーでお願いします」(20代ロッテファン)
「もちろん一番なのはイチローに戻ってきてもらって50歳まで選手兼監督ってストーリーだけど、田口(壮)で手を打ってやってもいい。とにかく、“オリックスの監督って誰だっけ?”という質問はもう飽きた。福良(淳一)が存在感なさすぎ」(30代オリックスファン)
楽天ファンは「歴史が浅くて生え抜きらしい生え抜きがいないから、いっそのこと中村紀洋がいい。きっとダーティな『黒ノリ』采配でイイ子だらけのナインに喝を入れてくれる」(30代男性)と、チーム成績のせいか若干ヤケクソなコメントだった。