不動産屋を舞台にした異色のヒューマンお仕事ドラマとして、夏クールのドラマのなかでも話題をさらった『家売るオンナ』(日本テレビ系、毎週水曜日22時)。残すところ1話となった作品の思い出&最終話の見どころとマイホーム選びのこだわりについて、“ブラック王子”と呼ばれる足立聡を演じる千葉雄大(27才)に語った。
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不動産屋さんは頻繁に行く場所ではないけど、家を借りたり買ったりすることは人生の中で大きなことだから、そこにフォーカスをあてるのは面白いと思いました。
ぼくが演じる足立は仕事人としては好きだけど、個人的には友達にはなれないタイプかな(笑い)。最初は今のようなブラックな一面があるキャラではなく、もう少し大人っぽいイメージを思い描いていたんです。でも、現場で個性的なキャラに囲まれながら演じていくうちに、中途半端かなと思ったので、やるなら思いきりやろう! と。監督から何回か、そこまでやらなくていいよと言われましたけどね(笑い)。
ちなみに、足立が白洲さん(イモトアヤコ)からのハートつきメールを無表情でさっと消すシーンは、監督からの指示です(笑い)。ぼくが片思いの相手にアプローチするなら、連絡頻度を増やすかな。写真と一緒に「今日はここに来ています」なんてメールします。
もし不動産屋になったとしたら、家を売る自信ありますよ! 接客はわりと好きなんです。ぼくが引っ越しをするときには、物件を決めるまでに30軒くらい見に行きます! バスルーム、洗面、トイレとか水回りを気にしますね。キッチンはそんなに使わないから、そこまでこだわらない(笑い)。
不動産屋さんにリクエストも伝えるけど、「実はこういう物件があるんです」と提案されたものを最終的に選ぶことが多いんです。やっぱりプロはすごいですよね。次に引っ越すならロフトとか、階段のある家に憧れています。
最終回に向けていちばん変化してきたのは、足立だと思います。最終話はドラマチックな部分も織り交ざった温かい雰囲気で、足立と白洲さんの関係も、意外な感じで終わると思いますのでお楽しみに!
撮影/木村直軌
※女性セブン2016年9月22日号