一日の終わりと始まりに、癒しと元気をくれる、たった5分間の番組を知っているだろうか。それが『Eテレ 2355』と『Eテレ 0655』。有名人が歌やナレーションなどで多数参加しており、「1度見てから病みつきに」という人が続出している個性的な番組だ。
では、いったい誰が出演し、どんなコーナーがあるのだろうか。そのいくつかを紹介しよう。
『龍安寺の歌』
石庭が有名な京都の龍安寺。その庭石が15個あることや、つくばい(茶室に入る前に手や口を清めるための手水鉢のこと)に書かれた“吾唯足知”のデザインも紹介。中川翔子(31才)の透明感ある声と、ゆったりしたメロディーは眠りに引き込まれる効果絶大。これを聞いた翌日、京都にプチ旅行に行ってしまった人もいるそう。
『たなくじ』
爆笑問題の田中裕二(51才)が紹介するくじのコーナー。「ここぞ」というタイミングでテレビ画面を撮影。すると、その瞬間に表示されているのが、撮影者にとっての「たなくじ」になるという参加型おみくじ。一週間の始まりの運試しにピッタリ。
『さらば豊橋』
監督&主演は、映像作家の森博章(27才)。失われた地名の由来などを再発見するシリーズ作品で、第1作は『さらば高円寺』。この『さらば豊橋』は、愛知県の豊橋市には豊橋という橋があった、という内容を歌にしている。
『一人ナイツ』
スピード感がある漫才が人気のナイツが、ひとりずつ登場。塙がボケばかりしている映像と、土屋が突っ込みばかりしている映像をそれぞれ観賞できる。単に笑えるだけでなく、視聴者が自ら相方となり、想像しながら見る知的な漫才。
『ディオファントスの一生』
古代ローマ帝国の数学者で、代数学の父とも言われたディオファントス。彼のお墓に刻まれていたとされる謎の文章を歌詞にして、狩人の2人が歌う。方程式を使い回答を導くと、彼が何才まで生きたかがわかる。
『toi toi toi!』
朝に聞いても眠る前に聞いても、勇気が湧く明るい曲調が人気。歌うのはデーモン閣下(53才)だ。『toi toi toi』とは、ドイツに伝わる幸運を呼ぶ小さなおまじないの言葉。悪魔がみんなの幸せを願うという意外性でも話題に。
※女性セブン2016年9月22日号