40代、50代はSMAPの泣いた曲が一つはある?
年内解散を発表したSMAPだが、ファンの心のなかで大きな思い出として残り続ける。50才既婚の会社員女性Aさんが、若かりし頃の思い出を語る。
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29才の時、結婚を考えていた人と別れたんです。3年くらいつきあったけど、相手は結婚する気がなくて…。当時、転職したばかりで先行き不安な上に、妹の結婚式と重なって…、“私ばっかりなんで不幸なんだろう”って、お酒を飲んでは泣き暮らしていました(苦笑)。
でもそんな私を見かねた友達が家に誘ってくれて。家飲みしながらSMAPのライブビデオを見ることになったんですね。そこで初めて『オリジナル スマイル』を聴いて涙があふれて止まらなくなりました。
《笑顔抱きしめ 悲しみすべて 街の中から 消してしまえ》とか、歌詞のすべてがその時の状況に当てはまって…。キラキラ輝く彼らが《腹の底から笑い飛ばせ》と歌っているのを見て、“ああ私も笑わなきゃ”と思ったのを覚えています。私にとって大事な歌ですね。
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さらに、新潟県の43才既婚の主婦Bさんは、山崎まさよしが手がけた名曲『セロリ』に関する思い出を語った。
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『セロリ』は主人との思い出の曲です。プロポーズしてくれる時にピアノで弾いてくれて(笑い)。“結婚したらたくさんけんかもすると思うし、もしかしたら結婚したことを後悔する瞬間があるかもしれない。でもね、ひとりじゃ持ちきれない素敵な時間を一緒に過ごしたいと思うんだ”って。
今は笑っちゃうけど、当時はものすごく感動して大泣きしましたね(笑い)。今でもけんかはよくするけど、でも最後はいつも“育ってきた環境が違うんだもん、そりゃそうだよな”って思うんです。
※女性セブン2016年9月29日・10月6日号