「モラハラ」の次の争点は「豪邸」だった──。9月12日、スポーツ各紙の報道で、三船美佳(34才)と前夫・高橋ジョージ(58才)が再びバトルに突入していたことが発覚した。三船が財産分与を求めて東京家裁に調停を申し立て、今月5日には第一回調停が行われたという。
「夫婦時代に購入した都心の自宅を巡って起こしたものです。三船さんと高橋さんは2009年に3階建ての住居を、2013年にはその隣にまた2階建ての新居を建てています。それぞれ1億5000万円相当の大豪邸です」(スポーツ紙記者)
三船は2013年末に母と子を連れて大阪に引っ越しており、今年3月に離婚が成立してからも東京には戻っていない。
「今は2階建ての住居にジョージさんが1人で住んでいますが、三船さんは離婚後も月40万円のローンを払い続けていたんです。周囲の人間が、“住んでもいない家にそんな大金を払うのはおかしい”と三船さんを説得したことで、今回の財産分与の調停に繋がったそうです」(三船の知人)
問題は、なぜ三船は離婚成立から半年間も財産分与を申し立てず、ローンまで払い続けていたのか。
「最初の裁判では、とにもかくにも“離婚する”ということが至上命題で、“別れられるなら財産はいらない”とまで言っていました。離婚成立を優先するあまり、お金の話が棚上げになっていたんです。でも半年経ち、生活が徐々に落ち着いてくると、将来のことを考える余裕が出てきた。お子さんはまだ11才。これからお金も入り用ですし、三船さんはレギュラー番組があるとはいえ、今後どうなるかわからない。母親とも相談した上で、“取れるものは取っておこう”という話になったそうです」(前出・三船の知人)
調停はこれからどう進んで行くのか。離婚問題に詳しい北村明美弁護士が語る。
「自宅を売ったお金から2分の1を現金でもらうというケースが一般的ですね。ローン中でも家は売れますので。まずローンを返してから、夫婦で半分ずつ財産を分けることになります」
ちなみに三船側は、この財産分与の割合についても複雑な思いがあるという。結婚当時、三船の給料は全て高橋が管理しており、三船のギャラも高橋の個人事務所に入り、そこからお小遣いを渡されていた。
「三船さんは別居する時、自分のギャラをきちんと調べたところ、実際のギャラと高橋さんから渡されていた金額とのあまりの差に絶句したそうです。結婚生活に苦しんだ分、財産分与の割合が半々であることには納得いかない部分もあるようです」(芸能関係者)
だが、前出・北村弁護士によれば、「原則2分の1」は変わらないという。
「どれだけ自分の給料で一家の生活をまかなっていたとしても、ジョージさんも働いていたし、子育てもしてきている以上、半々で分けるものなのです。仮に自分の働きが一家の生活を9割以上支えてきた、と言ったところで、立証することは至難ですから」
奇しくも9月12日は、三船の34才の誕生日で、高橋との結婚記念日でもあった。慌ただしい1年はまだ続く。
※女性セブン2016年9月29日・10月6日号