男親にとって娘の結婚ほどメンタルをやられるものはない。しかも、連れてきた相手が予想外だったら…。群馬県に住む女性Tさん(58才)が、地方公務員の夫(59才)のエピソードを告白する。
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「もう結婚は無理かも」と言っていた34才の娘が突然、「紹介したい人がいる」と男性を連れてきた。さすがの主人も大喜びしたわよ。彼と会って、ひと回りも年下の22才とわかるまでは。
「12才年下ってことはダ、あっちのほうも盛んってことダ。34才、うちの娘は女盛りってことダ。大丈夫なのか?」
とても娘には聞かせられないようなことを連日、私の後を追いかけ回して言うの。頭にきて、「そのまんま娘に言えば。お父さんが言えないなら、私が言うよ」とキレたら、なんと、いきなり目から大粒の涙を流して、「オレの気持ちがわかんないのかよぅ~」って号泣。
で、結婚してすぐ妊娠がわかったら、「バンザーイ」って、号泣。生まれてまた大泣き。
長いこと、泣く子も黙る捜査四課(暴力団担当)だった主人に、びぇ~んと泣かれると、もうどうしたらいいんだか。
※女性セブン2016年9月29日・10月6日号