話題の「波動表」は、ライフスターと天中殺の2つから、運気の流れをつかむ開運術。今回は、2016年前半、話題だった有名人、芸能人たちの背景を、ユミリーこと、『幸せの波動表 ユミリー風水2017 幸運を引き寄せる「開運バイブル」』(小学館・1404円)を出版した直居由美里さんに聞いた。
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生まれ年による9つのライフスターは、その人の本質や方向性(自運)を示します。自運が同じでも運気が千差万別なのは、天中殺が異なるから。天中殺は社会から受ける影響(気運)であり、自運と気運を重ね合わせたものが波動表です。どちらか一方だけでは、運気の流れは説明できません。
たとえば、ベッキー(32才)と『ゲスの極み乙女。』の川谷絵音(27才)の不倫騒動。不倫が始まった頃は未年ですから、川谷は午未天中殺の最中だったはず。本来、天中殺中は欲を捨てて淡々と生きるべきなのですが、川谷のライフスターは結実運。仕事が好調で、数々のヒットを放ち紅白歌合戦にも出場し、つい気が大きくなり「このくらいなら大丈夫」と暴走したのでしょう。
一方のベッキーのライフスターは七赤金星で、頂上運から停滞運と運気が急降下するタイミング。しかも、頂上運の時期は世間から注目を浴びますが、隠し事も明らかになりがちです。2人の運気がからみあい、大スキャンダルへと発展してしまいました。
NHK連続テレビ小説『あさが来た』でヒロインを演じた波瑠(25才)のライフスターは九紫火星で開始運。さらに子丑天中殺も上り調子。双方から後押しされ、最高視聴率をマークし、女優として大飛躍を遂げました。
波瑠からバトンタッチされた『とと姉ちゃん』のヒロイン、高畑充希(24才)は波瑠とライフスター、天中殺がまったく同じ。ただし、開始運の実感が得られるのは誕生日からです。高畑は12月生まれで波瑠は6月生まれですから、半年の差がちょうどブレーク時期の違いとなったのでしょう。
長寿番組『笑点』(日本テレビ系)で六代目司会者に抜擢された春風亭昇太(56才)は戌亥天中殺で絶好調の運気。ライフスターの五黄土星は金運から改革運へと立ち位置を変えるべき時期。素直に流れに乗ることで成功しました。
7月の参議院選挙で自民党が圧勝し、足元を固めた安倍晋三首相(61才)は申酉天中殺。天中殺は年だけでなく月、日にも影響を及ぼしますが、第一次安倍内閣は2006年9月(酉月)に任命され2007年9月(酉月)に辞任しました。
安倍首相にとって申月、酉月は要注意ですが、今年は無事に乗り切りました。ライフスターは一白水星で今年は開花運。天中殺の危うさを克服し、今年は安定政権を保つことができました。
※女性セブン2016年10月6日号